MERS拡大 | Just One of Those Things

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ニュースバードによれば、感染拡大には韓国の習慣の「ドクターショッピング」(病院のはしご)が原因だとWHOが述べていましたが、原因は複数あり、それだけではないようです。


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MERS拡大、韓国の医療陣不慣れ…WHO指摘
読売新聞 6月13日(土)12時12分配信


 【ソウル=吉田敏行】世界保健機関(WHO)と韓国保健福祉省は13日、韓国の中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染拡大に関する合同調査結果を発表した。


 WHOのケイジ・フクダ事務局長補は、記者会見で「韓国の医療陣がMERSに不慣れだった」と指摘し、対応の遅れが短期間の感染拡大につながったとの認識を示した。


 フクダ氏は、感染が広がり始めた当初の医療機関の対応について、患者に呼吸器疾患の症状が表れても「潜在的な原因としてMERS感染を疑っていなかった」と述べた。


 また、一部の病院では複数の患者を大部屋に収容するなど、感染予防措置が不十分だったとし、「救急病棟があまりにも混み合っていた」と指摘した。患者が複数の医療機関を渡り歩いたり、家族や友人らが大勢で病室を見舞ったりする韓国特有の習慣も感染拡大に拍車をかけたという。


 WHOは、今後も新たな患者の発生が考えられるとして、韓国政府に対し、引き続き警戒態勢をとるよう求めた。ただ、医療機関外の地域社会に感染が拡大している形跡はないとも強調した。遺伝子分析の結果、伝染力の強いウイルスへの変異も確認されなかった。


 一方、韓国保健福祉省は13日、感染者が新たに1人死亡し、死者が計14人になったと発表した。感染者は12人増えて138人になった。このうち1人はサムスンソウル病院(ソウル市)で三次感染した患者を別の病院に移送した民間救急車の運転手の男性(70)だった。四次感染が明らかになるのは初めてで、医療機関外での感染が確認されたのも初めて。

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「今後もさらに感染者が出るだろう」


 WHOの専門家エンバレク氏は9日、ジュネーブで記者会見し、韓国での感染拡大についてこう語り、感染者の隔離を徹底させるよう訴えました。


 それもそのはず、韓国保健福祉省は8日に「第一次流行の終息」を発表したが、感染者は日々増えており、感染の疑いは全国に広まっています。


 国家として機能不全を起こしているような現状に、香港政府は9日、韓国への渡航自粛勧告を出しました。これを受け、香港観光業協会は韓国への団体ツアーを取り消しました。1万人以上が影響を受けるとみられます。マカオ政府も9日、韓国渡航を控えるよう市民に呼びかける声明を出しました。


 日本の外務省は在外邦人の安全確保のため、現地対策本部を立ち上げました。岸田文雄外相は「国内への感染を防ぐため、厚労省などとも緊密に連携したい」と強調しました。



私はこれでも不十分だと思います。


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日本で発生したら…韓国で感染拡大「MERS」 症状出たら保健所へ連絡を
産経新聞 6月13日(土)10時15分配信


 韓国で感染拡大が問題となっている中東呼吸器症候群(MERS(マーズ))コロナウイルス。厚生労働省によると、地理的に近い日本と韓国の往来者は1日1万4千人に上り、日本国内での発生リスクを心配する人は多い。対策を進める厚労省は「韓国などで感染の恐れがある人に接し、発熱などの症状が出た場合は、保健所や検疫所へ連絡を」と呼びかけている。(平沢裕子)



 ◆ラクダが感染源?


 MERSは2012年に初めて確認されたウイルス性の呼吸器疾患。原因となるMERSコロナウイルスは、一般的には鼻風邪を起こすウイルスとして知られるコロナウイルスの新種だ。02年から03年にかけ世界的に感染が拡大した重症急性呼吸器症候群(SARS(サーズ))も新種のコロナウイルスが原因だったが、MERSコロナウイルスとは遺伝子構造が少し異なっており、SARSとMERSは異なる病気だ。


 MERSの主な症状は、発熱、せき、息切れなどの呼吸器症状で、下痢などの消化器症状を伴う場合もある。厚労省によると、今月9日までに世界保健機関(WHO)に報告された感染者は1218人、うち死亡は449人で、致死率は37%。SARSの約10%に比べて致死率は高いが、感染力は弱いとされる。ワクチンや治療薬はない。高齢者や糖尿病、免疫不全などの基礎疾患のある人は重症化しやすいという。


 中東のヒトコブラクダが感染源となった動物の一つとされるが、どのように動物から人に感染したのかはよく分かっていない。感染者は中東地域のほか、韓国、米国、仏、独、英など計25カ国で確認されている。


 韓国の最初の患者は、中東で感染した可能性が高い。韓国ではこの患者の家族や受診した病院の医療スタッフ、入院患者らに感染が広がり、初期対応の遅れなどが指摘されている。


 日本への侵入も心配されるが、感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「MERSはかなりの濃厚接触がないと人から人へ感染しないとみられている。季節性のインフルエンザのような広がり方をするわけではないので、むやみに恐れる必要はない」と指摘する。



 ◆水際対策を強化


 一方、厚労省は海外で患者が増え始めた昨年5月から対策に乗り出している。中東地域からの帰国者で重い呼吸器症状などのある人については、厚労省に情報提供するよう自治体に通知。今年1月には感染症法を改正し、MERSを「2類感染症」に指定して、感染者の強制入院や就業制限が行えるようにしている。


 韓国での感染拡大を受け、今月4日には水際対策をさらに強化。医療機関には、滞在地域によらず感染が疑われる患者と接触し、発熱などの症状がある人が受診した場合、保健所に連絡することを求めている。


 また、9日に開かれた厚労省の専門家会議では、日本で患者が発生した場合、患者がいる都道府県の感染症指定医療機関に入院させることを確認した。



 ■厚労省、渡航者に注意喚起


 厚生労働省は、中東地域や韓国への渡航者に対し、滞在中は、ウイルスが付着している可能性があるので、加熱不十分な食品や不衛生な状況で調理された料理は食べないようにすることなどを呼びかけている。せきやくしゃみの症状がある人や動物との接触は可能な限り避ける。


 帰国後14日以内に発熱やせきなどの症状が出た場合には、直接、医療機関には行かず、最寄りの保健所に連絡するよう求めている。


 また、糖尿病や慢性肺疾患、免疫不全などの持病がある人は、かかりつけ医に渡航の是非を相談することを勧めている。

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即ち、高齢者や特定の持病がある人は渡航を自粛すべきと勧告を出したほうが良いのではないかと思います。


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MERS感染拡大、お見舞いなど韓国の慣習も一因
2015/6/13 19:05 (2015/6/14 1:02更新)


 【ソウル=小倉健太郎】世界保健機関(WHO)と韓国側による共同調査団は13日、記者会見を開き、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)の実態調査結果を発表した。調査団の共同団長を務めるフクダWHO事務局長補は、政府や病院の初期対応と韓国社会の特徴という主に2点から分析。お見舞いなどの慣習も感染拡大の一因になったと分析した。


 政府に対しては情報公開や地方自治体との連携に問題があったと指摘した。医療関係者もMERSに慣れていなかったため「症状をみても感染を疑うことができなかった」。混雑した救急治療センターや、複数の入院者を大部屋に収容するなど感染症の予防体制が不十分な病院もあったと述べた。


 同時に「韓国独特の慣習や慣行が影響を与えた可能性がある」と述べた。具体例として患者が複数の医療機関を渡り歩くことなどを挙げた。韓国では入院患者の身の回りの世話は、看護師ではなく家族などが泊まり込んで面倒をみることも珍しくない。


 韓国保健福祉省の13日の発表によると感染者は前日より12人多い138人、死者は1人多い14人となった。共同調査団は現状を「規模が大きく様相は複雑だ」と評価しており、終息にはなお時間がかかるとの見方だ。


 院内感染が続出しているソウル市のサムスンソウル病院は13日、病院機能の一部閉鎖に踏み切ると発表した。外来診療や入院受け入れ、手術などを当面中断する。同病院の職員がMERSの症状が出た後も9日間、勤務を続けていたことが判明。このほど感染が確認されたため、同職員と接触した可能性がある人の割り出しなどを徹底する。

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しかし、ソウルだけではなく釜山でも死者が出ました。


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MERS釜山で初の死者、韓国内で感染者145人に拡大
TBS系(JNN) 6月14日(日)21時13分配信


 重い肺炎などを引き起こすMERSの感染拡大が続く韓国で、ソウルに続く第2の都市・釜山(プサン)で初めての死者が出ました。


 韓国の保健福祉省によりますと、死亡したのは釜山の病院で治療を受けていた62歳の男性で、肺炎の症状が悪化したということです。これまで感染者が集中していたソウルから400キロ以上離れた韓国南部の釜山で死者が出たのは初めてで、政府には緊張が走っています。


 MERSの感染者は、14日、新たに7人増え145人となりました。死者は、釜山の男性を含めて15人になり、終息の兆しはまだ見えていません。(14日19:47)

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現在の発表では、韓国MERS感染者145人 隔離4856人=医師も感染しています。


さらに増えることとなるでしょう。


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