医師20人の資格取り消し | Just One of Those Things

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聖マリアンナ医大病院の20人の医師で厚労省が処分しました。


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医師20人の資格取り消し 聖マリアンナ医大病院
2015/4/16 0:51 日本経済新聞


 聖マリアンナ医科大病院(川崎市)の医師が国の「精神保健指定医」の資格を不正に取得したとして、厚生労働省は15日、医師20人の資格を取り消す処分を決めた。一医療機関でのこれほどの大量の資格取り消しは異例。資格は精神障害のある患者を強制入院させるかどうかを判定する権限があり、厚労省は他の医療機関の指定医についても同様のケースがないか調べる。


 同日開かれた医道審議会の部会が取り消しを答申した。処分は17日付。


 20人の内訳は2010年6月~14年7月に不正に申請した11人と指導医9人。うち現在も在職するのは9人。10年以前については今後調査する。病院側は15日夜の記者会見で、「精神保健行政に関わる不正行為で弁解の余地もない」と謝罪した。


 精神保健指定医の資格取得には一定の実務経験に加え、資格を持つ指導医の下で統合失調症などの患者8例を診断したリポートの提出が求められる。厚労省によると、11人は自分が診察していない患者のリポートを提出したり、他の医師が診察した患者の症例をコピーしたりして審査を受けていた。


 厚労省の調査に医師は、学内での会議で聞いた症例を使ってしまったと説明し、「認識が甘かった」などと釈明しているという。


 精神保健指定医は重い精神障害のある患者を強制的に入院させる「措置入院」や家族の同意だけで入院させる「医療保護入院」の要否を判定できる。13年末時点で全国で1万4630人。病院によると、11人は約100人の患者の判定にかかわっていた。病院は今後判断が妥当だったか検証する。


 不正は、同病院の別の医師が資格申請のために提出したリポートが以前の症例に似ていることから、厚労省が調査して発覚した。大学側も調査委員会を設置し、調査を進めていた。


 聖マリアンナ医科大病院は、高度な医療を提供する特定機能病院の承認を受けている。30の診療科があり、病床数は約1200床。

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こういう不正もあるのですね・・・。


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指定医20人取り消し 聖マリアンナ大病院、厚労省が処分
2015年4月16日05時00分 朝日新聞デジタル


 聖マリアンナ医科大学病院(川崎市)の医師が、「精神保健指定医」の資格を不正に取得していたとされる問題で、厚生労働省は15日、20人の指定医の資格を取り消す処分を決めた。処分の発効は17日。これだけ大量の不正取得が明らかになるのは初めてという。


 精神保健指定医は、重い精神障害がある患者について、強制的な入院が必要かどうかを判定することができる。同病院によると、不正取得した医師らは100人の強制入院(医療保護入院)の判断をしていた。今後、判断が妥当だったかどうか第三者の専門家に検証してもらうとしている。


 厚労省によると、不正取得を理由に資格を取り消したのは11人。ほかに指定を厚労省に申請した医師を指導する立場で、不正の確認を怠ったなどとして医師9人の指定医の資格も取り消した。20人は申請時などに同病院にいて、9人がいまも同病院に所属している。ほかに申請中の3人にも不正があったとみる。


 指定を受けるには、5年以上の実務経験や、自ら治療にあたった入院患者8症例のリポートの提出が求められる。これらを審査して厚労相が指定する。


 厚労省によると、指定を取り消された医師は、自分で診断や治療に関わっていない患者のリポートを提出するなどの不正をしていた。1月、申請した医師が提出したリポートが、過去に提出されたリポートと酷似していることに関東信越厚生局が気づき、昨年12月までの5年間に同病院から申請されたものを調べた。3月には立ち入り検査もした。組織的な関与は確認できなかったという。ほかの病院などで不正取得がなかったかも今後調べる。


 処分を受けて、病院の調査委員会の青木治人委員長(同大副理事長)が15日夜に会見、「信頼を大きく裏切り、弁解の余地もない」と謝罪した。先輩医師のリポートのデータをUSBメモリーなどで受け取り、同じ文書を提出することがほぼ常態化していたという。


 指定医になると、医療の公定価格である診療報酬が上乗せして支払われる。病院側は過去5年間に約170万円を不当に受け取っていたとして、自主的な返還を検討するという。

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不正といえばNature論文の頭首を務めユニットリーダーだった小保方氏を思い出しますが、こういう不正も悪意を感じますね・・・。


STAP問題は巨額の税金が使われているので国民がたまったもんじゃありませんが、今回の場合は、患者さんががたまったもんじゃありません。


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