理研・高橋氏が大阪府吹田市内で開かれたシンポジウムの講演で「学会が病院指定を」との考えを示しました。
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iPSで目の難病治療、「学会が病院指定を」 理研・高橋氏
2015/1/17 23:46 日本経済新聞
目の難病患者に世界初のiPS細胞を使った移植手術を昨秋に実施した理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーは17日、iPS細胞を使う再生医療の実施病院を眼科などの学会が指定すべきだとの考えを示した。
現在は臨床研究だが、国の承認まで順調に進んだ場合、治療法をスムーズに普及させる狙い。全国の病院の中から複数を選んで公表する方針だ。
大阪府吹田市内で開かれたシンポジウムの講演で明らかにした。理研などは昨年9月、加齢黄斑変性という難病患者に、本人のiPS細胞から育てた網膜の細胞を移植し、経過をみている。今後、国の承認を得るための臨床試験(治験)を始めることも検討している。承認後、多くの人が安心して治療を受けられるよう学会が率先して取り組むべきだとの意向を示した。
病院の選定では、研究環境や手術の実施数などを基準に複数を指定する見通し。シンポに参加した大阪大学の澤芳樹教授は「心臓病の再生医療でも病院の指定が必要になるのではないか」と話した。こうした動きは今後、他にも広がりそうだ。
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他大学病院などでも特定の治療法で成功しています。
本当に他にも広がってきそうですね。