<エボラ出血熱>リベリアから入国の男性 | Just One of Those Things

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エボラ検査を受けたのは、カナダ国籍の日本人男性です。


国境の医師団所属の看護師が帰国後の記者会見でエボラウイルスに感染したか調べる検査には何種類かあると述べていましたが、日本では簡易的な数種類の検査が行われているようです。


本来ならレベル4の施設で検査すれば、確実にわかるわけですが・・・。


リベリアから入国の男性が発熱のため“エボラ”検査で陰性の結果が出ておりますが、簡易検査であるため数日かかるようです。



さて。ざっと追ってみましょう。


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リベリアから入国の男性、発熱のため“エボラ”検査

TBS系(JNN) 10月27日(月)22時11分配信


 27日午後、西アフリカに滞在後、羽田空港に入国した40代の男性が発熱などの症状を訴えたため、エボラ出血熱の可能性がないか、東京都内の指定医療機関に運び、現在、検査が行われています。


 厚生労働省などによりますと、27日午後4時頃、40代の男性が羽田空港で発熱などの症状を訴えました。


 男性は西アフリカのリベリアに滞在していたことから、エボラ出血熱に感染している可能性がないか調べるため、東京・新宿区の国立国際医療研究センターに搬送されました。


 男性は外国籍のジャーナリストで、リベリアに滞在後、イギリスやベルギーを経由して入国したという情報があります。厚生労働省は、男性から採取した血液などを国立感染症研究所に運び、エボラ出血熱に感染していないかどうか詳しく調べることにしています。


 「検査の結果は出しだい、お知らせしたい。おそらく明け方になると思っている」(塩崎恭久厚労相)


 検査の結果が出るのは28日の明け方になるということで、塩崎厚生労働大臣は、「万が一のことを考え、搬送した。冷静に受け止めてほしい」と呼びかけました。(27日20:58).
最終更新:10月27日(月)22時11分

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・・・と報道されていますが・・・。


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リベリア滞在の男性発熱=エボラ熱感染の有無検査―空港から搬送・厚労省など
時事通信 10月27日(月)20時26分配信


 厚生労働省は27日、西アフリカに滞在歴があり、同日午後に羽田空港に到着した男性に発熱の症状があったことから、エボラ出血熱の感染が疑われるとして、指定医療機関である国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)に搬送したと発表した。血液検査などで感染の有無を調べており、28日未明に判明するという。


 政府関係者によると、男性はリベリアから帰国した40代のジャーナリストとみられる。

 厚労省によると、空港の検疫所から午後4時ごろ連絡があった。念のため隔離された病室に収容しており、採取した血液などを国立感染症研究所に運び、遺伝子検査でウイルスの有無を調べている。


 塩崎恭久厚労相は記者団の取材に、「接触がない限り感染しないので、冷静に受け止めてほしい。万が一のことを考えて搬送し、検査している」と話した。28日の関係閣僚会議でも経緯を報告するという。 
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報道の差があることから、混乱している模様です。


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羽田到着の発熱男性、エボラ検査へ 西アフリカ滞在歴
朝日新聞デジタル 10月27日(月)21時1分配信


 エボラ出血熱が流行する西アフリカに滞在し、27日午後に羽田空港に到着した40代男性が発熱の症状を訴えたため、念のため治療に対応できる指定医療機関の国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)に運ばれた。塩崎恭久・厚生労働相が同日夜、明らかにした。採取した血液などを国立感染症研究所に送り、感染したかどうか確認の検査をする。検査結果は28日未明に判明する見通し。


 警視庁関係者によると、男性は40代のジャーナリスト。午後4時に羽田空港に到着した際、「熱がある」と訴えたため、パトカーが先導して国立国際医療研究センターに運んだ。男性は「8月から2カ月間リベリアに滞在し、ベルギー、イギリスを経由して入国した」と話していたという。


 厚労省関係者によると、男性は現地で患者らと接触はしていないと話しているという。


 塩崎厚労相は「エボラは新型インフルエンザと違ってなかなか感染しない。万が一を考え、国際医療研究センターに搬送した。(国民には)冷静に対応してもらいたい」と呼びかけた。
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指定医療機関の国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)に運ばれ、採取した血液などを国立感染症研究所に送り、感染したかどうか確認の検査されました。


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発熱男性、複数回の検査で陰性 経過観察へ

日本テレビ系(NNN) 10月28日(火)12時14分配信


 アフリカのリベリアへの渡航歴があり、羽田空港で発熱を訴えた40代の男性について、厚生労働省は検査の結果、男性はエボラ出血熱には感染していなかったと発表した。厚労省は念のため、経過観察を続けるという。


 厚労省によると、東京・武蔵村山市にある国立感染症研究所村山庁舎で、男性の血液からエボラウイルスの遺伝子が検出されるかどうか、検査が行われていたが、エボラウイルスは確認されなかったという。複数回の検査を行い、その全てで結果は陰性だった。


 男性はエボラ出血熱が大流行している西アフリカのリベリアに渡航歴があり、27日、羽田空港で入国する際、37.8度の発熱があったことから、厚労省は本人の同意を得て、検疫法に基づいて「隔離」を行っていた。


 男性は、国の特別指定病院である東京・新宿区の国立国際医療研究センターの隔離病棟に入院しており、解熱剤などを投与され、熱は下がっているという。しかし、症状が出てから、検査で「陽性」になるまで3日かかることもあるため、男性は3日ほど入院し、血液検査と経過観察が続けられる予定。
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まだまだ安心できませんが、陰性でよかったですね。


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<エボラ熱>感染疑い男性の搭乗機体、検疫当局が消毒
毎日新聞 10月28日(火)12時33分配信


 全日空は28日、エボラ出血熱の感染が疑われた男性が搭乗した機体について、27日夜に検疫当局が消毒を実施したと明らかにした。この機体は28日午前、羽田発のフランクフルト便に使用された。


 同社によると、男性が27日に乗っていた278便には乗客190人、乗員16人が搭乗。同日は検疫当局が機内を消毒した後、予定していた運航を別の機体に変更した。一方、厚生労働省は男性の近くに座っていた乗客数人に対し、緊急の事態に備えて連絡先などを確認した。


 全日空はまた、自社のホームページに「エボラ出血熱に関する報道について」との通知を掲示し経緯を説明。専用のフリーダイヤルを設置して乗客の問い合わせに応じている。【佐藤賢二郎、金秀蓮】
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問い合わせ先が報道されましたので下記に示します。


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エボラ熱 「陰性」男性と同じ便に206人 全日空が専用ダイヤル

フジテレビ系(FNN) 10月28日(火)17時14分配信


全日空は、エボラ出血熱の疑いがあり、その後の検査で陰性だった男性が乗っていた278便について、乗客の不安を解消するため、専用ダイヤルを開設した。


専用ダイヤルは、国内からの番号と海外からの問い合わせ番号の2つで、278便の乗客からの相談や質問に対応するとしている。

全日空によると、278便には、子ども1人を含めた190人の乗客と、乗員16人のあわせて206人が乗っていたという。


専用ダイヤル(日本時間午前9時から午後9時)
日本国内から「0120-858-366」
海外から「各国番号+800-8556-3231」
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心当たりのある方はどうぞ。



さて、次は政府の対応です。


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エボラ熱 「二次感染防止へ万全期して」首相、関係閣僚会議で緊密連携指示
産経新聞 10月28日(火)11時40分配信


 政府は28日午前、エボラ出血熱対策関係閣僚会議の初会合を首相官邸で開いた。安倍晋三首相は席上「関係機関と緊密に連携し、検疫の徹底、迅速な初動検査、二次感染の防止に万全を期してほしい」と指示した。これに先立ち塩崎恭久厚生労働相は、エボラ出血熱の疑いが報告された男性ジャーナリストが検査の結果「陰性」だったと報告した。


 政府は同日午前、エボラ出血熱に対応するため、内閣官房に対策室や情報連絡室を設置した。厚労省も同日、部局横断的な対応が図られるよう、塩崎氏を本部長とする対策推進本部を発足し初会合を開く。


 塩崎氏は28日の閣議後の記者会見で、男性ジャーナリストの搬送や検査など一連の対応について「いろいろなケースを想定して準備していたが、段取り通りだった」と語った。
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後の報道には、発表前は一転二転したとの報道され、国民の混乱を招かないために感染したのかわかるまで報道を流さないつもりだったのが、報道が流れ早急に対策を打ったといいます。


まぁ、確かに報道の各社の内容だけでも混乱の跡が見えたわけですが、転じてよかったですね。


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<エボラ熱>政府、情報連絡室と対策室を設置
毎日新聞 10月28日(火)11時38分配信


 政府は28日午前、エボラ出血熱対策に関する関係閣僚会議の初会合を首相官邸で開いた。安倍晋三首相は「国際的に憂慮すべき事態だ。検疫などの水際対策を含め、事前の備えが重要と改めて認識した」と強調。各閣僚に▽各省庁の緊密な連携▽迅速な初動検査と2次感染防止▽国民への情報提供--などに全力を挙げるよう指示した。


 菅義偉官房長官は初会合後の記者会見で、内閣官房に「エボラ出血熱対策室」、官邸の危機管理センターに各省庁との情報連絡室をそれぞれ設置したと発表した。


 今後の国民への情報提供に関しては「不確定な情報を発信すると逆に不安を与える。客観的な事実関係だけを伝えるのが大事だ」と述べ、政府が情報を精査して公表する考えを示した。


 塩崎恭久厚生労働相は28日午前の記者会見で、厚労省のエボラ出血熱対策推進本部の初会合を同日夕に開くとし、「西アフリカにいた人が(国内に)入ってくるのはぽつぽつ見られる。日本人以外が思わぬルートで入ってくることもあるので、法務省の協力で、全員に(発熱の有無などを)尋ねている」と説明。国内での感染発生の防止に全力を挙げる考えを示した。【木下訓明、中島和哉】
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まぁ、(福島原発の当時の対応と比較すると)これが民主党だったらこのようには行かなかったと思います。


ただ、感染の疑いの者が出た場合、情報を隠蔽されるのだけはやめて欲しいと思います。



次回こそ、エボラ出血熱についての話が取り上げられると良いですね・・・。


では、また。


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