<エボラ出血熱>最近の米国の動きを見てみましょう。 | Just One of Those Things

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既にN.Y.とマリに感染者が出ていますが、最近の米国の流れを見ていきましょう。


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エボラ熱安全手順を米が強化へ-防護服着脱や医療廃棄物で指針
Bloomberg 10月18日(土)14時14分配信


  10月18日(ブルームバーグ):米テキサス州ダラスの病院で死亡したリベリア人男性の治療に当たった看護師2人がエボラ出血熱に感染したことを受けて、米保健当局は医療従事者をエボラ熱から守るためにより厳格なガイドラインを公表する。


現行の安全の手順が議会の一部から厳しい批判を浴びたことを踏まえて、新たな指針では、防護服を安全に着脱するために皮膚の全てを覆うことや医療廃棄物の適切な処分へのより厳しい注意を促す。


米疾病対策センター(CDC)のアソシエートディレクター、アビゲイル・タンピー氏はインタビューで、「8月に出した最初の指針は柔軟に対応できる余地が多かった」と説明。病院側は「地域の実情に即して柔軟に運用することを望んだ」とした上で、「そのような対応の一部がダラスで混乱を助長した可能性があり、新たな指針はずっと具体的なものになる」と語った。


原題:Stricter Ebola Protections for Health Workers Advised byU.S.(抜粋)
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対応が遅かったですね。


この頃、米国2例目のエボラ感染が確認されましたが、即応調整官にクレイン氏が任命されました。


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エボラ出血熱 米国2例目のエボラ感染確認 即応調整官にクレイン氏 新たな不手際に懸念高まる
産経新聞 10月18日(土)20時40分配信


 【ワシントン=小雲規生、加納宏幸】米疾病対策センター(CDC)は17日、2例目のエボラ出血熱の国内感染を確認したと発表した。オバマ政権は感染の拡大を受け、包括的な対策を指揮する「即応調整官」にロン・クレイン氏の指名を決めた。だが、17日には感染の疑いが否定できない病院職員が客船旅行に出ていることが発覚。クレイン氏が感染症対策に携わった経験がないこともあり、共和党を中心に対応への懸念が高まっている。


 CDCによると、新たな感染者は、テキサス州ダラスの病院の女性看護師、アンバー・ビンソンさん(29)。国内初のエボラ出血熱と確認され、8日に死亡したリベリア人男性の治療で防護服を脱ぐ際、体液に触れて感染した可能性が指摘されている。同じ病院では、男性の治療に当たった看護師、ニーナ・ファムさんも感染した。


 オバマ政権はエボラ出血熱の封じ込めに向け、バイデン副大統領の首席補佐官も務めたクレイン氏を即応調整官に任命し、ホワイトハウス主導で態勢を強化する方針を明確にした。


 アーネスト大統領報道官によると、クレイン氏は安全保障チームの要となるモナコ大統領補佐官(国土安全保障・テロ対策担当)とライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の下で省庁間の調整に当たる。


 しかし、17日には、死亡した男性から採取した体液などの検体を扱った可能性のある女性職員が、テキサス州ガルベストンを出港した客船でカリブ海を旅行していることが判明した。


 米政府は女性を下船させようとしたが、中米のベリーズ政府に断られ、メキシコでも寄港を拒否された。


 ワシントン近郊の国防総省の駐車場でも17日、最近アフリカを訪問したという女性が嘔吐(おうと)し、周囲が一時閉鎖される騒動があった。


 感染が確認されたビンソンさんも旅客機でテキサス州ダラスとオハイオ州クリーブランドを往復した。帰りの便の搭乗前に発熱を申告したが、CDCに移動を許可されていた。


 オバマ大統領は18日、週末恒例のビデオ演説で「エボラ出血熱はバスや飛行機で(感染者と)乗り合わせただけでは感染しない」と冷静な対応を求めたが、批判と不安は広がっている。


 下院のロイス外交委員長(共和)は「政権がエボラ出血熱への対応に失敗したことを考えれば、1人に調整させるのは正しいが、なぜ感染症や公衆衛生で顕著な経歴を持つ人物ではないのか」と疑問を呈した。


 テキサス州選出のクルーズ上院議員(共和)は「必要なのはいわゆる最高責任者ではなく、大統領の指導力だ」と批判し、西アフリカからの渡航者の入国規制を求めている。
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即応調整官にクレイン氏が任命されたことについても、感染症に詳しくない人物であるだけに、十分な対応が出来ないのではないかとの批判も出ています。


オバマ大統領の演説の一部は下記に報道されています。


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エボラ出血熱 オバマ米大統領「飛行機で乗り合わせただけで感染しない」
2014.10.18 15:58 産経デジタル

 エボラ出血熱への米社会の不安が高まっているのを受け、オバマ米大統領は18日、週末恒例のビデオ演説で「エボラ出血熱は(感染者と)バスや飛行機で乗り合わせただけでは感染しない」と述べ、国民に落ち着いた対応を呼び掛けた。


 米南部テキサス州ではリベリア人男性から看護師2人に感染したが、アフリカでの流行が終わるまでは「さらに感染例が出る可能性がある」と指摘。議会で高まっている西アフリカからの入国禁止を求める措置は、封じ込めに支障が出て「かえって事態を悪化させる」と実施を否定した。


 エボラ熱患者を治療した医師らと抱き合ってあいさつしたことや、執務室で回復した患者と会ったこともあるが「私は健康だ」と強調。インフルエンザのようにくしゃみなどを通じた空気感染は起きず、「ヒステリーや恐怖は正しい情報を得るための妨げになる」として、メディアにも適切な報道を求めた。(共同)
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その後、米軍では医療チームを派遣することを発表しました。


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米軍、エボラ熱で医療チーム編成へ 国内感染に備え
2014/10/20 9:46


【ワシントン=共同】ヘーゲル米国防長官は19日、米国内でエボラ出血熱の新たな感染例が発生する事態に備え、米本土防衛を管轄する北方軍(司令部・西部コロラド州)に30人規模の医療支援チームを編成するよう指示した。カービー報道官が同日声明で明らかにした。


 チームは医師5人と看護師20人、感染症対策の専門家5人で構成。近く南部テキサス州フォートサム・ヒューストン基地で約7日間の研修に入り、派遣可能な態勢を整えるとしている。


 カービー氏は声明で、医療チームについて「エボラ熱の感染に迅速で効果的、かつ安全に対応するための準備」だと説明。必要に応じて米国内の医療機関に短期間派遣するのが目的で、エボラ熱の感染が広がる西アフリカへの展開は想定していないという。
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これで対応できれば良いですけどね・・・。



簡潔にまとめていきますので、小出しになりますが、おいおい取り上げていきます。



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