釈迦如来(7) | Just One of Those Things

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釈迦如来 』から『釈迦如来(2) 』、『釈迦如来(3) 』より。そして、『釈迦如来(4) 』、『釈迦如来(5) 』、『釈迦如来(6) 』と見てきました。


釈迦如来の造形の多くは衲衣をまとう出家者の姿です。


後世には宝飾を着ける例もあります(宝冠釈迦)。



印相は、右手は「施無畏印(せむいいん)」、左手は「与願印(よがんいん)」を組むのが一般的ですが、「説法印(せっぽういん)」、「禅定印(ぜんじょういん)」もあります。



一般的な造形には、釈迦が救済する姿を表します。


右手には畏れ(おそれ)ないことを、左手は願いを聞き入れることを表します。


像の多くは右手指を上方に伸ばし手のひらを外側に向けた「施無畏印(せむいいん)」と、左手指を下方に伸ばし手のひらを外側に向けた「与願印(よがんいん)」を示します。


前者は畏れのない(無畏)ことを施す(施)印、後者は願いを聞き望むものを与える(与願)ことを示す印です。



装飾品や持物はなく、衣は両肩を覆う「通肩(つうけん)」、または右肩を出す「偏袒右肩(へんたんうけん)」を基本に、その変形も多く見られます。


釈迦の一生を物語る「仏伝」にしたがった誕生釈迦像や太子思惟像、苦行釈迦像なども多く造像されています。



三尊形式の脇侍は、「梵天」と「帝釈天」、「薬王菩薩」と「薬上菩薩」、「普賢菩薩」と「文殊菩薩」が一般的で、十大弟子の「阿難(あなん)」「迦葉(かしょう)」などです。


他に、十六羅漢、善神など多くの眷属を従える例もあります。


これらの特徴においては、脇侍や眷属は時代や宗派によりさまざまな形式があります。