釈迦如来(6) | Just One of Those Things

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釈迦如来 』から『釈迦如来(2) 』、『釈迦如来(3) 』より。そして、『釈迦如来(4) 』、『釈迦如来(5) 』と見てきました。


釈迦如来の釈迦は部族名。如来は真理を覚り体現する者の意味でゴータマ・ブッダのことをさします。



仏教の創始者である釈迦如来は、最初に仏像として造られた仏です。


他の如来や菩薩の像も釈迦の姿をモデルとして造られました。



釈迦は過去の世界で善行を重ねたため、現世(紀元前6世紀)で覚りを開いて仏陀となり、輪廻転生(古代インドの思想観)から抜け出して涅槃に入りました。


6年間の苦行の末、35歳で覚りを開いてからは、人々に正しい行いをし、生きる苦しみから逃れるすべを説法しました。


その説法は、釈迦の死後、僧たちによってまとめられ、紀元前3世紀ごろから経典として完成されていきます。


釈迦ははじめ、仏足跡(ぶっそくせき)のようなシンボルマークとして表されますが、紀元前1世紀(前半説と後半説あり)ごろには仏陀(如来)としての像が造られます。


これが仏像の始まりです。



釈迦の説法の中では、仏界にいるさまざまな仏の姿形についてはふれられなかったため、釈迦以外の如来・菩薩は釈迦の姿を、明王・天部は周辺の貴族や家来、異教の神々の姿をモデルとして造られるようになります。