式次第は、まず修祓(しゅばつ)を行い、祭場と参列者を祓い清めます。
次に、神々を神籬(ひいもろぎ)に招く降神(こうしん)の儀を行います。
そして、献撰(けんせん)では、選出したような神饌を供えます。
次に、祝詞を奏上します。
そして、まず、土地の神々にお供えをする散供(さんく)を行います。また、土地の四方を祓う場合もあります。これを切麻散米(きりぬささんまい)といいます。
続いて、工事開始の際、はじめて鎌・鍬を入れる鍬入れの儀を行います。
次に、土地の神々に御神宝を埋納する鎮物埋納(しずめものまいのう)の儀を行います。
そして、参列者が各々に玉串を奉り拝礼する儀を行います。
次に供物(神饌)をお下げする撤撰(てっせん)の儀を行い、昇神(しょうしん)にて神々をお送りします。
神事が終了した後は、直会(なおらい)があります。直会は、神々にお供えしたものを参列者が皆でいただく神事で、神前に供えたお神酒で乾杯します。
地鎮祭は、この一連の神事により、土地の神々を祀り、建築主の家族の人々、設計者、棟梁、とび職などの安全無事を祈願するものです。