Episode1「AWAKENING」 Part3 | ダメ人間のホビーライフ

ダメ人間のホビーライフ

トランスフォーマーやフィギュアについてただだらだらと書くブログ。

Before Episode

 

 

 

 

翌日

14:00

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M『本部から緊急指令!エリアD-4の地下鉄駅でここ1週間の間にアマゾンによるものと思われる連続殺傷事件が起きている!』

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タナー『駅全体の監視カメラを解析します。』

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タナー『見つけました!事件発生の車両に毎回乗り合わせているのでターゲットはこいつと見て間違い無いでしょう。』

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タナー『鉄道会社が提供した乗車履歴によると毎回24時にエリアD-4到着の最終電車に乗り合わせているようです。人の少ない時間帯を狙った計画的犯行である可能性が濃厚です。』

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マネーペニー『駅全体と駅の周辺地域に避難勧告と立ち入り禁止令を手配します。現在市に連絡を取っているのですが、遅くとも20時には対応が完遂されるとのことです。』

 

M『ターゲットをおびき寄せるため列車はオート運転にして24時まで通常通り運行を続けるよう鉄道会社に指示しろ。元々遅い時間帯の列車にしか乗ってないわけだから乗客が自分以外に誰もいなくても不思議ではないはずだ。』

 

マネーペニー『わかりました。大至急掛け合ってみます。』

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M『Q、武装及び車両はいつでも動かせるな?』

 

Q『準備万全だ。任務に必要な武装を教えてくれればすぐに用意する。』

 

M『よし。遅くとも18時までに作戦を完成させる必要があるからQも会議に参加してくれ。』

 

Q『お安い御用だ。』

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M『18時には作戦を決定しお前たちに伝える。出動は22時、作戦実行は24時となる。それまでの間各自十分な休息を取り待機。』

 

ロンソン『了解した!』

 

桜杏子『なあM…』

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桜杏子『昨日は悪かった…じっくりと頭を冷やしたよ。これ以上命令違反や独断行動はしない。だから私も任務に参加させてくれ…!』

 

M『杏子…』

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M『言ったはずだ。今のお前は怒りに任せて自分を失っている。いくら言葉でそう言っていてもこちらとしては許可することができないんだ。諦めて降りてくれ。』

 

桜杏子『でも…!』

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ロンソン『M、落ち着いてください。確かに杏子は色々と問題を起こしましたが、彼女の高い戦績と強靭な体力は隊長である私が一番理解しているつもりです。ここは一つ最後のチャンスをあげてもいいのではないでしょうか?責任は全て私が持ちますし何より兵力は1人でも多い方が作戦において有利であることはあなたならわかっているはずです。』

 

桜杏子『隊長…』

 

M『…』

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M『彼の言う通りだな…杏子、最後のチャンスとしてお前にこの作戦への参加を命じる!次また命令違反をしたら今度こそ終わりだからな。健闘を祈るぞ!』

 

桜杏子『M…ありがとうございます!』

 

M『よし各自次の招集まで一時解散!』

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桜杏子『隊長、ありがとうございます!』

 

ロンソン『勘違いするな。私は今回の任務において君の戦力を必要としているからMに掛け合ったのであって彼が言っていたように依然として君が過去を振り切れず前が見えていないことについては否定するつもりはない。』

 

桜杏子『…。』

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ロンソン『私は隊長として君を含めたチーム全員の命を守る責任がある。いくらアマゾンを殺せたからって誰か1人でも重症を負ったり命を落としたりでもしたらそれは任務失敗なんだ。勿論君の命も含めてな。』

 

桜杏子『…。』

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桜杏子『…もう昨日の今日で過去は振り切った!これ以上心配しないでくれ。命令に従うことを約束する。安心してほしい。』

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ロンソン『…わかった。少しトレーニングに行ってくる。お前はゆっくり休めよな。』

 

カチャッ

 

桜杏子『…ああ。』

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桜杏子『(バレバレの嘘を吐いている自分が情けない…)』

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桜杏子『(忘れろ…忘れろ…忘れろ…!)』

 

 

 

 

23:30

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ロンソン『M、目的地に到着した。作戦行動に移る!』

 

『よし。直ちに配置に付け。改札は全て通れるように手配してある。』

 

ロンソン『了解!』

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ロンソン『杏子、お前は第4ホームで待機だ。各自、ターゲットを発見次第直ちに連絡して合流するように!』

 

一同『了解!』

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タッタッタッタッ…

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蜘蛛井『…』

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タッタッタッタッ…

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タッタッタッタッ…

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桜杏子『ここか…』

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桜杏子『!』

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桜杏子『…。』

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桜杏子『なんだ…こいつ…』

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男『…』

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桜杏子『泥酔してんのか…?』

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桜杏子『おい起きろ!この駅は現在立ち入り禁止だ!危険だから立ち去るんだ!』

 

男『…』

 

桜杏子『おい聞いてるのか!危険だから今すぐ立ち去れ!てめえの耳は飾り物か?』

 

男『…』

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桜杏子『起きろって!』

 

バンッ!

 

男『グフッ!』

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男『ゲフッ…ゲフッ…随分と乱暴なお目覚めのキスだな…見たところ可愛いお嬢ちゃんじゃないか。なんだ?この俺のサインでも欲しいのか?』

 

桜杏子『ふざけるな!私は警察だ!今すぐここから立ち去れ!命令に従わない場合は公務執行妨害としてせいぜい1週間ほど豚箱に入ってもらうことになる!』

 

男『おいおいその幼さで警察って…面白い冗談を言うねえお嬢ちゃん。』

 

桜杏子『さっきからお嬢ちゃんお嬢ちゃんって馬鹿にするんじゃねえ!これでも19歳だ!とにかくここからすぐに立ち去るんだ!』

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男『まあそうカッカすんなって。可愛いお顔が台無しだよ。にしてもお嬢ちゃん見たところ虫捕りって感じかな?若いのによくやるね。』

 

桜杏子『虫って…お前アマゾンのことを知っているのか!さっきから少しばかり変に思っていたがお前一体何者だ!?』

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男『落ち着けって。人生は短い…でも夜は長い。時間はいくらでもあるから焦ることはないんだ。そう問い詰めるな。』

 

桜杏子『なんなんだお前…』

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サッ

 

男『それとお嬢ちゃん、どうやらアマゾンを探しているみたいだが残念ながらこのホームには来そうにないよ。』

 

桜杏子『はあ?なんでだよ!』

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男『簡単だ。欲しい餌がないからだ。』

 

桜杏子『餌…?』

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男『アマゾンは無差別に人を食っているわけではない。それぞれの好みの味…つまり極上のドルチェってやつを探してるのさ。お前たちがこの駅を無人状態にしたせいで当然そんなドルチェも食べられないわけだ。危険を犯してまで来るメリットがない。』

 

桜杏子『なんだよそれ…初耳だぞ…』

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男『おいおいこの程度が警察か…聞いて呆れるね。貧乏人はお前らを税金泥棒と騒いでいるが案外それも間違ってはないかもな。』
 
桜杏子『お前…言いたいこと好き放題言いやがって!これは遊びじゃないんだ!仕事なんだ!お前に言われる筋合いはない!』

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男『よせって冗談だよ。それにしてもお嬢ちゃんはなんでアマゾンと戦うんだい?お嬢ちゃんくらいの年齢ならこんな危険な仕事を選ぶ必要はないのに。』

 

桜杏子『いい加減にしろ…』

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桜杏子『誰にだって聞かれたくないことはあるだろ…お願いだから本当にいい加減にしてくれ…。』

 

男『そうか。随分とデリケートなことを聞いてしまったみたいだな。悪かったよ。』

 

桜杏子『わかったならさっさとここから逃げるんだ。まだアマゾンがここに来ないと決まったわけではない。』

 

男『来ないと決まったわけではないか…ん…?』

 

桜杏子『どうした?』

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男『盲点だった…奴はここに来る。』

 

桜杏子『は?どういうことだ!餌がないんじゃなかったのかよ!?』

 

男『灯台下暗し。俺としたことが見落としていたよ。』

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桜杏子『なあ早く教えろ!どういうことだよ!』

 

男『焦ることはない。時間はいくらでもある。』

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男『そう…』

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男『いくらでもな。』

 

ポイッ!

 

桜杏子『!』

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桜杏子『なっ!お前何するんだ!危ないだろ!』

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バッ…

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ザッ…!

 

桜杏子『!』

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桜杏子『ターゲット!本当に来た…!』

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桜杏子『でも…どうしてここに…!』

 

男『やはりか…まあ餌があったら当然来るだろうな。』

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蜘蛛井『この俺の顔に傷をつけるとは…許さない!』

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シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

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バーン!

 

桜杏子『うっ…!』

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シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

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アマゾンスパイダー『グルルルルルルルルルルルル…』

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桜杏子『ごちゃごちゃ話してる暇はなさそうだな。』

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男『顔に傷をつけられただけで怒り狂うとは…随分と器の小せえ男だな。まあ俺も顔に傷をつけられたら腹立つけどな。』

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桜杏子『お前も少しは黙ってろ!』

 

ガチャッ!

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ダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!

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バッ!

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バッ!

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桜杏子『!』

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バッ!

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バシーン!

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アマゾンスパイダー『グルルルルルルルルルルルル…』

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バッ!

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バッ!

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バッ!

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男『はあ!』

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桜杏子『!』

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タンッ!

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バッ!

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バッ!

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バシン!

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ガッ!

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バシーン!

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バシーン!

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アマゾンスパイダー『ウガアアアアアアアアアアアアアア!!!!』

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バタッ!

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シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

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バッ!

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ドサッ!

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バシーン!

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バシーン!

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バシーン!!

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桜杏子『クソ…』

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桜杏子『あいつが邪魔で狙いが定まらない…!』

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ガッ!

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バシーン!

 

アマゾンスパイダー『ウガアアアアアアアアアアアアアア!!!!』

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ガシッ!

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ガガガガガガガガガガガガガガ…

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タッ…

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ガガガガガガガガガガガガガガ…

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バッ!

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バッ!

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バッ!

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男『はあ!』

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バッ!

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バタッ…

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ダッ!

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バッ!

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バシーン!

 

アマゾンスパイダー『ウガアアアアアアアアアアアアアア!!!!』

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アマゾンスパイダー『ウウウゥゥゥ…』

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ダッダッダッダッ…

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桜杏子『(こいつ…なんて強さだ…)』

 

男『お嬢ちゃん、協力してくれてありがとよ。』

 

桜杏子『協力?私は何もしていないぞ?』

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男『あの蜘蛛野郎は長い髪の女ばかりを好んで食べていた…つまり…』

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男『お嬢ちゃんがドルチェだったってこと。』

 

桜杏子『なっ…!』

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桜杏子『お前!この私を囮に使ったってことか!?ふざけるのもいい加減に…』

 

男『いいのか?お嬢ちゃん1人だったら内臓を食われて今頃あの世行きだよ?寧ろ助けてもらったことを感謝してほしいくらいだな。』

 

桜杏子『感謝って…』

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男『それよりも逃げたあいつを追いかけた方がいいんじゃないのかい?警察の仕事なんだろ?』

 

桜杏子『チッ…それはそうだな。お前とのくだらない会話にこれ以上付き合ってる暇はない!』

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タッタッタッタッ…

 

桜杏子『…』

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桜杏子『なあお前!』

 

男『ん?』

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桜杏子『名前を教えろ!なんていう名だ?』

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男『フッ…』

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男『人に名を尋ねるときは、まずは自分から名乗り出るのが礼節ってやつだよ。お嬢ちゃん。』

 

 

 

 

To be continued…

 
 
 
 
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