小松市を視察 | 栗原もとき オフィシャルブログ Powered by Ameba
野田市議会で所属する環境経済委員会で石川県小松市の「こまつ・アグリウェイプロジェクト」を視察してまいりました。




小松市では平成23年に環境王国に認定されて以降、
JA小松市と協力して大麦やトマトなどの地元産品を活用した加工品の開発や販売促進など6次産業化の推進に力を入れており、平成25年にはコマツ(株式会社小松製作所)・JA小松市・小松市の三者が6次産業化推進や農業振興などを目的に連携協定を締結してスタートしたのが「こまつ・アグリウェイプロジェクト」です。




世界的な建設機械メーカーであるコマツの持つ「ものづくり」
のノウハウや技術を提供してもらい、先端技術を活用した小松独自の加工品の開発やICTを活用して農作業の効率化を図るなど、新しい農業の形となる取り組みを進めています。




生産者の経験や勘に頼ったこれまでの農業では、異なる天候条件や圃場の立地に対応して、収穫量や品質の維持に多大な労力が必要であるとの考えから、若手農家6人が15ハウスで温度や湿度、日照量、炭酸ガス量などの環境データを収集・蓄積し、それを分析してノウハウを抽出しながら、農家の栽培技術の底上げを図るとともに、生産のマニュアル化を推進し、収量と品質の向上を目指しているそうです。




規格外として廃棄されていた小松特産の大麦や規格外品のトマト・ニンジンなどをピューレに加工して商品を開発生産し、地元小学校での試食会や学校給食に導入したり、石川県立大学の協力のもと、製造方法の研究による商品開発を行いマーケティングや情報発信に注力し世界的なパティシエ(辻口博啓氏)とのコラボなども実施していました。




また、小松市は昭和30年代から続く、北陸三県一の生産量を誇るトマトの産地で、約50件のトマト農家が栽培し年間約1500トンを出荷している生産地を活かし「小松とまと」を使用したカレーやドレッシングなど、オリジナル商品の開発も行っています。





ブランド化を推進し美味しい食べ方のレシピ提案も行うなど市内外で盛り上がりを見せているとの事でした。




詳細な行政視察報告書は後日、議会事務局を通じて提出いたしますのでHPからご確認頂けます。