行政視察②

2日目の視察は人口約16万人と野田市と近い人口規模の岐阜県大垣市へ。今回視察した内容は大垣駅南街区第一種市街地再開発事業に関してです。

先ずは大垣市の担当課より事業に関しての説明をして頂きました。

関連資料。

この事業の目的は土地の合理的かつ健全な高度利用を図りつつ、中心市街地における住宅供給と商業環境の改善を実現するため、大垣駅南口の拠点施設に相応しい都市型住宅、商業施設、公共公益施設等を含む複合施設の整備を図り、まちなか居住の推進や商業の活性化など活力ある中心市街地を目指す計画の基、既に大規模工事を着工中の事業です。

実際に現場を視察。

建物の中も見せて頂きました。

この再開発がなされた経緯は駅前にあった大型施設の老朽化が進み、地権者から建て替えの検討があり、商工会議所と一体でその施設を含めた一帯を再開発工事へと上述の目的に沿って計画し平成25年に着工しました。

平成28年9月に竣工を迎え総工費は67億円。

３棟を建設中で北棟は１階～３階までが商業・業務施設と子育て支援施設で４階～17階が一般住宅（112戸）。

西棟は1階～5階が自転車駐車場（有料）と住宅・権利者用の駐車場で、南棟は1階～3階商業・業務施設。

北棟の住宅112戸は２ＬＤＫ～４ＬＤＫで価格も3000万円～5000万円代にも係らず即日完売との事で、今回が50棟目のマンションになるとの事。

また北口に関しては駅から直結して行ける大型ショッピングモールや病院と住宅開発を行い駅前整備も含めた街づくりが完成し、中心市街地開発と合わせて「子育てするなら大垣市」と銘打って行うほど子育て世代への政策に注力していました。

上記の取組みに注力し、成果を上げる事ができるのも岐阜駅まで電車乗換えなしで20分と、名古屋駅までは30分の利便性が有る事が要因の一つと考えます。

大垣市を視察して思う事は、隣市の流山市を見ているような光景がそこにありました。

同じ人口規模の野田市として学ぶ事が非常に多くあった視察でした。

3日目は愛知県知立市への視察です。

野田市議会議員

栗原もとき