歓喜天(かんぎてん)(聖天)は、密教に於ける天部の一神です。
元は、インドの古代神話に登場するシヴァとその妃パールヴァティの子(異説あり)である「ガネーシャ」(ガナバティ(俄那鉢底)とも。
ガナは軍勢、バティは主を意味し、シヴァ軍の統率者を意味する)。
また、人に障害を齎す象頭人身の「ビナヤカ(毘那夜迦)」とも同一視される。
歓喜天と呼ばれる理由は――
むかし、インドに「マラケラレツ」という王がおり、牛肉と大根を好んで食していた。
しかし牛がいなくなると、王は死人を牛代わりに食し、それも足らなくなると生きた国民をさえ食するようになった。
これに大臣や国民が反旗を翻し王を殺害せんとしたが、王は大鬼王ビナヤカとなり、眷属と共に空中へ逃げ延びた。
その後、国内にはビナヤカの祟りにより疫病が蔓延。国民は十一面観音に助けを求める。
すると観音は女身となり、王の元へ飛んだ。
王は女身に一目惚れし、その身体を求めたが、観音は「仏の教えに服さない限り身体を許さない」としたため、王は仏教守護を誓う。
果たして、王が女身を抱き大歓喜したため「歓喜天」と言う。
・「ガネーシャ」の足を踏んで制御しているのが「十一面観世音菩薩様」です。
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