久々に手入れ待ちの中から取り出したのはPLATINUMのSHEEPと言う羊革で覆われたモデル。
意外とヤフオクでは目にするモデルだけど、革がばっちい物が多いのである。折角の革巻き万年筆なのだから、革がボロボロでは使えない。
キャップを外すとよくある爪ニブ。首軸も胴軸も革の巻いてないモデルがあるので定番の格好です。
そう言えば何処かとコラボして、この革巻きの万年筆が売ってたとか聞いた。さっと見ただけだけどほぼ同じな復刻版みたいな感じだった。今出来のコレはどんな感じなんだろうか？？？
ニブは少し差別化で１８Kが奢られて居る。白い首軸はインクに浸けると拭いてもインクの色が残るので、意外に扱いがシビア。でも、この白い革巻きじゃ首軸も白にするしかないよねぇ。
ニブの刻印は「１８K （p） 細字」となってます。ニブも小さいので必要最低限の刻印。
ペン芯は透明では無い黒の薄っぺらい物。若干先がペン先寄りに延びてて、私には長すぎる。気を抜くと紙にペン芯の先が擦れてしまう。
黒い板っぺらです。(笑)
クリップはこんな感じ。
芸が細かいのが、天冠部分も鋲で終わらせないで、ちゃんと革が貼ってある。
尻軸も同じ様に革が貼ってある。今ならコスト削減と言う事で、金属の天冠や尻軸部品で終わらせて、工数を減らしちゃうだろうね。
同伴はテコ式のPLATINUM軸にBELIEVE兜木のニブが刺さった奴。これは過去の所有者がニブを挿げ替えたのでしょう。M～Bって感じのニブでヌルヌラな感じで筆記できます。
面白いのがハート穴がテトラポッド型です。(笑)
中々の変わり種な兜木ニブ。まさか兜木ニブとは思わずに嫁いで来た軸である。
面白いのがクーゲル兜木って感じに玉ニブです。そのお陰でマジで引っかかる事も無くヌルヌラと気持ち良く筆記出来ます。
筆記時のサイズは、大体同じくらいで、昔の万年筆では４分軸くらいですね。
男手でも窮屈で無く、女手で持っても大きすぎないサイズ。
SHEEPはFlexしません。細い文字でず～っと行きます。(笑)
上下に若干撓む感じですが、撓むとペン芯が擦れるので撓ませずに筆記するのが良い。
BELIEVE兜木は筆圧をかけるとFlexはしますが、このニブはFlexさせずに紙走りを楽しむ方が良いです。
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