我が家に数多居る万年筆で、諸元がハッキリと判らぬのがたくさん居る。
戦後、もう戦わなくて良いんだぞ~と喜び勇んで、西洋の物を真似て工夫して「追い越せ~」ってやってた時代。半世紀以上過ぎてるけど、未だに物に精気が宿っている。、
この1番上の万年筆は、ニブにPUREって良く見る刻印は打たれているが、軸にもクリップにもメーカー名らしい物が無い。我が家で多い「名無しの権兵衛さん」である。(笑)
しかし、その諸元不明な名無しの権兵衛さんの中でもトップ3に入るクオリティ。使ってるセルロイドの素材が良いので、半世紀を超えてもヤレてない。セルロイドの硬度も高いのか、艶ってて割れなども無い。クリップその他の金具類もしっかりしてる。無名なものでこう言うのを作ってしまうところが、本家を食っちゃう日本の強さでしょう。
真ん中はSEIGYOSHAと言うメーカーの万年筆。これもセルロイドの素材は良い。ニブも金ニブでそれなりの万年筆であったのだろうが諸元は不明。社名が書かれててもそれ以上不明って多い。
1番下はPatekと言うメーカーの万年筆。これ師匠に最初に見せた時、PatekPhilippeの万年筆か?って言われた。確かにPateckとかにしそうなのにわざわざPatekだし、万年筆部門でもあったのかな~?と詳細は不明www
軸がセルロイドだとやっぱりウキウキする。仏壇系ばかりではちょっと寂しいもんねぇ。
軸が綺麗でもニブがヘボだと要らない子。軸が仏壇でもニブが最高なら要る子。(笑)
軸が綺麗でニブも最高なら言う事無し。
右のPUREも結構ニブが長いのだが、Patekには叶わない。どっちも小判穴なのでFlexです。
SEIGYOSHAの金ニブはペン先までは普通に。金ニブでそんなに長くしたら強度的に厳しいだろうなぁ。
Patekのクリップ・・・これはフクロウか蝙蝠?なんとも可愛いのである。
筆記スタイルは昔の万年筆では、普通サイズから少し大きめくらい。
Flex度はどれも同じくらい。ペン先までの長さが短いSEIGYOSHAが1番スリットが開いて無理してる感じだろうか???
白ペンのFlexなニブは、古いビンテージ漁りをしない人は使った事が無いはずだけど、これを経験すると、今出来のステンレスニブに戻れなくなるはず。同じ銀色なのに~って。(笑)
Flexしなかったらボールペンで良いんじゃね???
そう思ってしまう自分が居るwww
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