定番の姿ですが少し太い印象は判る。
ずんぐりむっくりな太軸は、日本が誇る4大カルテット(酒井栄助・兜木銀次郎・高橋吉太郎・土田修一)の6分軸である。
1番デカい60号ニブで6分軸なので、組み合わせとしてはコレが1番最大???
ニブの刻印は「WARRANTED 585 14KARAT PEN IRIDOSUMIN 6(JIS)0 4622」となってます。
エラが張ったニブに独特のエボナイトのペン芯は、覚えてしまえば忘れない。
ペン芯の基本的な格好は、古い万年筆では良くある格好。スリットなどの無いのっぺり薄っぺらな物と双璧だ。
一応クリーニング。
ニブも外して隠れて居る部分をキレイキレイ。
裏側もインク滓があったのでキレイに除去。
インクの伝導路の溝が、若干中央では無いのが手作り。まあご愛敬だな。(笑)
こうやって見てると、丸いエボナイトの棒から、どんな感じで削り出したのかが想像出来て面白い。
とりあえずキレイになった。
折角なので、同じバランス型の物を勢揃い。鉄ニブの6分軸はクリップが折れている。その内に溶接しなきゃと思いつつ忘れてた。
軸は蒔絵で工数と手間が増えて単価が上がると思われるが、鉄ニブの廉価な物でもニブ以外は変わらない感じである。
蒔絵以外はほぼ同じ。そう考えると、軸の酒井さんは本当に黙々と軸を挽いてたんだろうなぁ。ニブは素材の材質で単価も変わる。金ニブの値段は原価の半分くらいかそれ以上でしょうから、6分軸の定価10万円でニブはおいくらだったのだろうか???
左の鉄ニブBELIEVEだけニブがデカい。Flexしないけど紙走りはさすが良いのよね。
なんか若干同じと思ってた6分軸も、多少寸法が違うのかも知れない。
程良く僅かにFlexしつつ、極上の書き味をもたらす兜木ニブ。私が万年筆を集めだした当初に「MONTBLANC149よりこっちが良いかも」と言わしめただけの事はある。兜木ニブを見つけると出来る限りポチるけど、JINJIROニブだけは娶れない。ありゃ人気過ぎて無理無理。(笑)
とは言え、結構集まって「余は満足じゃ」(笑)
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