シェーファーは定番の物しか無かったので、大昔の定番を娶る。(笑) | 萬屋あっちゃん商店 レンズ・万年筆沼にようこそ♪

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白鳥は 哀しからずや空の青 海のあをにも染まずただよふ   

中途半端にハマると勿体ない。ドップリとハマると精一杯楽しめます。(笑)


SHEAFFER LIFE TIME PEN BALANCE Ebonized Pearl 1934
セルロイドの模様も美しいシェーファーのバランスです。エボナイトパールって名称ですが、単に白いパール状の光彩では無く、オパール状の光彩を放ってますのでパールじゃなくオパールじゃない?とか思います。(笑)
ニブはフルサイズの物では無い3号ので、万年筆としては超可愛い。手の小さい女性にピッタリなサイズと思います。私にはキャップを付けずに使うと、尻軸がちょっとだけ見える感じ。
キャップの銀環が細いタイプで、クリップが短く平ら。1934年後半から1935年始めにかけてのモデルで、この平らなクリップは1年間使用されたらしい。(米国特許No D86,111)



胴軸の刻印です。
W.A.SHEAFFER PEN CO.
FONT MADISON. IOWA.USA.
PAT. D 78.795
刻印がしっかり彫り込まれてるので、擦れて掠れたりしてないのが良いです。手垢は入りそう。(笑)
 


サイドレバー式なので、ちょいと首軸を引っこ抜くとインクサックが見えました。交換はされてる様でヒビ割れや加水分解も無く、まだ暫くは使用する事が可能です。

 


折角なのでサイドレバーを起こした時、どんな感じにインクサックを潰すのか覗いて見ました。
確かに潰すには潰しますが、ぺっちゃんこに出来る訳も無く、インクサックの容量の半分も吸入出来たら御の字でしょう。(笑)
 

同じくシェーファーの万年筆・・・モデル名が不明であるが、私にはとても身近なモデルである。
このタイプのカリグラフィーニブのペンを、昔、就職した当初20歳頃に買った。実家の何処かに引っ越し荷物の中に埋もれてるでしょう。
キャップも軸も何もかもエンプラ製なのでチープだけど、ニブは一応鉄ペンだけどちゃんとした物になっている。なので、万年筆って感じが廉価な物よりは感じられたのである。

 

この首軸から先が、カリグラフィーだと色んなニブでセットになっている。インクの差し込みはシェーファーお得意のブッスリ刺すタイプ。(笑)

 

クリーニングしてて気付いたのが、シェーファーのインクの差し込み部分に、100円ショップの注射器がピッタリ嵌まり、強制的に吸って吐いてを行えるので、簡単に綺麗に出来ました。^^
この注射器は色んな事に使えて便利なので、太いのと細いのと何個かストックしている。^^

 

新旧のニブを並べる。
多分、フルサイズのニブは、右の物の様に横に走る稜線があるタイプでしょう。後年の物で上下でロジウムとゴールドになってる物もありますし、シェーファーのニブのデザインとしては定番でしょう。

 

並べて見ると如何に小さいかが判るでしょう???
紙の1マスは5mmです。キャップ無しでペン先から尻まで105mm、キャップ付けて142mm、キャップを閉めて120mmです。

 

いやはや、聞いては居ましたが書き味は良いですがガチガチです。僅かにしなりますがガチガチ。(笑)
Flex好きな人はみな言うでしょう・・・ガチガチってwww
まあFlexじゃないペンの中ではマシな方???
ライフタイムペンで保障もしなきゃいけなかったのでしょうから、ニブも丈夫に作られてるのでしょう。(笑)
ちなみに一番下は友情出演でのカリグラフィーの奴。

今回気付いたのですが、シェーファーってこれらしか持って無かった。
下のタイプを手に入れたのはもう25年も昔だが、それで終わってたんだねぇ。最近出会ったPARKERもそうだけど、お手軽に手に入るって事では良いね。でも、ニブの柔らかさでは断然PARKERの方が柔い。
カチッと書きたい物、手帳とかにはこういうFlexしない万年筆の方が良いね。手帳でFlexされたら字が潰れちゃいそうだもの。

 

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