無縁の町で亡き祖父を見る | 鞍手ゆたか福祉会スタッフブログ

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鞍手ゆたか福祉会は、福岡県鞍手町を拠点に、直方市、宮若市、行橋市、北九州市、福岡市、宇美町、長崎県大村市、
東京都新宿区で障碍者や高齢者の支援を行っている社会福祉法人です。

 みなさま お久しぶりです

 久々の投稿になりました。 ワークセンター宇美の飯田です

 

 早いものでワークセンター宇美入職から今月で6年目となりました。

 本当に月日が経つのは早いものですね💦

 

- 残暑の中、時折吹く秋風に、ふと6年前を思い出しました(心は詩人、回顧モード)

 

 

鞍手ゆたか福祉会にお世話になる前は、福岡市のとある事業所で9年間勤務していたのですが

体調を崩し、あえなく退職…。

「ここに骨をうずめる」気持ちで働いていただけに無念のリタイアになりました。

 

新しく興味を持った事業所は「宇美町」

糟屋郡? 宇美町? 

 

自宅から距離は15キロほどなのですが、生活する上で 墓参りに通過する八木山バイパスや

長男の出産祝いでナビを頼りに迷いに迷って訪れた宇美八幡宮くらいしか知らない

面識のない地、糟屋郡や宇美町。

 

どんな所なんだろう?と不安と期待を胸に ここにやってきたのを思い出します。

 

ついた事業所は 住宅地の、ど真ん中にある事業所。

隣は民家。 向かいも民家。 民家に囲まれた立地に驚きました。

以前の事業所は 民家から少し距離をおいた立地だったので

周りの住民の方とうまく共生できているのかな?というのが第1印象でした。

 

 入職し、ほどなくして役職をいただき、上司より町内の自治会長と接見する機会を持ちました。

 自治会長が直接施設に来られることにも驚き、何を話されるのだろう… 苦情や 指摘 など

よく耳にする住民の方のご意見をいわれるのだろうかを不安を構えていましたが…

 

初対面の自治会長は

笑顔で私に挨拶をしてくださいました。

 

「利用者さんをここの住民と思って接していきたい」

「何かあったらいつでも相談してください」

「災害がおきたときのために隣のホームの人数と入居者のお名前だけでも組長さんには教えておいてください」

 

…思わず絶句(いい意味での)

 

住宅地に囲まれた地で こんな心温かな人たちに囲まれて 活動が出来る。

こんな恵まれた環境がほかにあるだろうか

 

「ありがとうございます!」とこちらから感謝をのべるだけでなく、活動を通じてここの地域に関わりたい

住民の方から「ここで活動してくれてありがとう!」と言われたい

利用者さんに笑顔であいさつがもらえる、交流の出来る 事業所になりたい と心から思いました。

 

その思いは法人で用意してもらっている 日中事業所パンフレットにも記載のとおり引き継がれています。

 

祖父をなくした頃と重なり、自分の中での「昭和のにおい」が1つまた1つ消えゆく中で

「町ぐるみ」 「向こう3件両隣」 「お互い様」 このような懐かしいフレーズを連想させる

自治会長の笑顔に祖父を重ねることがあります。

 

今では 宇美町は 勤務地を越えて 故郷のような気持に感じることがあります。

(さあ どこまでついてきているでしょうか読者さま…ワーカホリックと呼ばれそうですが…)

 

そんな こんなで この度 町の住民でもないのに(笑)自治会校区コミュニティの広報に携わることになりました♪

「広報お手伝いしますんで 少しばかりウチの記事も…」 と低姿勢でお願いすると さすが宇美町桜原校区さま

快諾いただき、次回の広報誌に「ワークセンター宇美」の記事を掲載してもらえることになりました。

 

少しでも事業所を 少しでもうちの利用者さんの素晴らしさ あたたかさを 知ってもらえるよう

そして ここで活動する 利用者さんがもっと この町を好きになってもらえるような取り組みができたらいいな

と思います

 

温故知新。

ブログやSNSコメントで交流する時代の今に逆行するかもしれませんが

臭い立つ昭和の香りのするおじさんでありたいと思う なが~い投稿でした。

 

追記:こんな記事をPCとネットを駆使しブログ投稿するのも あべこべで面白い。

使えるものは使わないとですね(笑) おわり

 

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