今年は雪が多く寒い冬でしたね。私は小竹町に住んでますが、家の周りはドッサリ雪が積もってて、「今日は休みかな?」と思ってると、鞍手町ではまったく雪がなくていつも通り営業してることが何度もありました。隣町でもまったく天候が違うこともあるんですね!
ところで、デイゆたかではおもに知的障碍と自閉症を併せ持った方が施設を利用されています。ひとくちに障碍といっても、ひとりひとりその特徴や性格、苦手なことは当然異なっています。その人の特性に合わせた支援ができるのがベストですが、そこまで到達することはなかなか難しいです。日々利用者様と接していく中で、また他のスタッフからの話も聞きながら、自分の中の利用者様像を更新し続け、「こうだ!」と決めつけないように心がけています。
自閉症もスペクトラム(連続体)として考えるようになっていますが、健常と障碍を全くかけ離れた異なるものとしてではなく、つながりで理解しようという流れになってきています。
私は支援員として働いてますし、一般的には「健常者」とみなされるのでしょうけど、苦手なことはたくさんあります。
- 初めての環境にはなかなか慣れることができない。
- 人と話すのが苦手。
- 自分のことを他者に開示することにも抵抗を感じることが多いです。また病気の影響で右耳では人の声を聞き取ることがほとんどできません。
そういう意味では、私はバリバリの健常者ではないと思います。
でも、上記の項目も考え方を変えるとどうでしょうか?
- 初めての環境にはなかなか慣れることができない。→慣れれば自分の力を発揮できる。
- 人と話すのが苦手。→その代わり人の話を聞くのは得意。
- 自分開示が苦手。→これは改善したほうがよさそうです(>_<)
- 右耳では人の声を聞き取ることができない→左耳で聞くことはできる
苦手なことや短所だと思っていたことでも、そのことのプラス面を探そうとして見方を変えると、かえって長所といってもいいような違った一面が見えてくることもあります。
私たちがふだん接している利用者様は、できることよりできないこと、得意なことより苦手なことのほうが多いと思います。どうしても、できないこと・苦手なことに注意を向けがちで、それをどうできるようにしていくかという視点で支援の手立てを考えてしまいがちだと思います。でも、できないことやこだわりなども、ちょっと別の視点から見ると、その方の得意なこと・長所と考えてもいいものもあるはずです。たとえば、ある利用者様はものごとがきっちり整理・整頓されていないと気が済まないというこだわりがあります。ドアや扉が少しでも開いてるとものすごい勢いで閉めて回ります。でも、それは無秩序な状態を秩序ある状態に戻すことができる、という長所でもあるのです。
できるだけ利用者様のいいところ、できることに目を向け、それを伸ばしていけるような支援をしていきたい、と考える今日この頃です。
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