ある利用者さんとのやり取りにて
その利用者さんはＮさん、選択課題の中の1つで写真のようないろんな形のしたモノを同じ形のした穴に入れる課題があります(･∀･)/
いつもなら時間がかかって諦める、途中で他の事が気になって離席したり、と最後まで課題を終わらせることが出来ていないはずだった・・・だが、最近は気がつくと全て箱の中に入っていて課題が完了しているΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！
よーく観察して作業の様子を見てみる・・・
形が違うのになぜか箱に入れることが出来ている(((( ;°Д°))))
［説明しようぉ！！(°∀°)b この課題なんと違う形でも入れ方次第では入ってしまうのだ！！］
Ｎさんは知らず知らずの内にこの技をマスターし、上手に入れて課題を完了していた。たまに無理やり力技で押し込むこともあるが・・・(/ω＼)笑
それを知った僕が放った言葉は「Ｎさーん、これ違うよ、もう一回しよっか？(-з-)」
少し意地悪のような・・・間違っているから箱から取り出し再度作業をさせる。
このような工程を何回も繰り返していく内に、ある日
「これでもちゃんと入るよぉ？(*´σｰ｀)」
間違った形でもあるが箱には入っている、箱に入れることで本人も達成感が充実してすごく笑顔になっている。どんなかたちであれ、箱にしっかりと入れることが出来て達成感があり、本人の満足気に出来たよ♫の一言。
あ、間違った達成でも本人が笑顔になれるのならこれも課題の達成基準の1つなんだなって考えさせられた。出来ないからスタッフからの「違う、間違ってる、やり直し！」の否定的な言葉よりも、「すごい、形が違うでも箱に入ったね、全部箱に入れることが出来たね」と本人のモチベーションが上がる声掛けの方が利用者さんも楽しく作業が出来るんだと感じた。
この小さな気づきを他の利用者さんにも応用して楽しくデイで作業出来る環境の整備の１つとして、取り組んでいきたいと思いました。
デイゆたか Ｏ