春の新番組「仕事・始動!!」 | 鞍手ゆたか福祉会スタッフブログ

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鞍手ゆたか福祉会は、福岡県鞍手町を拠点に、直方市、宮若市、行橋市、北九州市、福岡市、宇美町、長崎県大村市、
東京都新宿区で障碍者や高齢者の支援を行っている社会福祉法人です。

こんばんは。

県央センターで一番ブログ記事の順番が回ってきている生活支援ワーカーです。

夜間の研修があったため更新が本日中ギリギリ(のはず…)になってしまいましたまめたん4


さてさて、センターでは先月から実習ラッシュが続いておりますが、今日はそんな実習生さんの実習最終日でしたおわり2



昨年の秋にある企業の担当者の方から「しょうがいのある方を雇いたいのですが、どのように進めれば良いのですか?」と相談をお受けしました。


全国展開のその企業さんでは、本社のある地域で雇用事例があるだけで、地方ではまだまだ今から雇用に取り組んでいくとのこと。

担当者の方が「どうやら地域に障害者の就労支援を行う専門の支援センターなるものがあるらしい…」と調べてお電話をくださったのが始まりでした。


それから担当者さんとお会いして、しょうがいのある方の雇用に関する疑問や不安にひとつひとつお答えしていきました。

そして、まずは事業所で実習生を受け入れて実際に一緒に働いてみませんか?と提案し、昨年の冬に初めての実習受け入れを実施していただきましたウキウキ


複数の方と一緒に働く機会を得て、事業所の方々も「障害者といっても、いろんな人がいるんだ」「何もできない人って訳ではないんだ」とたくさんのことを感じ取って知って頂き、”一緒に働いていくために事業所として準備しておいた方が良さそうなこと”をきちんと検討して取り組んでくださいました。


その上で、「事業所側の受け入れ態勢がほぼ整ったので、働きたい方がいらしたら面接を行いたいのですがにことの連絡が!



早速、前回の実習メンバーでもあったAさんと面接に臨み、今週初めから今度は雇用を検討するための実習を受けることとなりました。


前回は採用担当者の方が付きっきりで見守り、実習生も事業所スタッフの方々もお互いにどことなく”お客様扱い”な感じが否めないところもあった実習でしたが、今回は初日から完全に事業所のスタッフの方々との作業。

しかし、周囲の心配も余所に数か月前の実習の内容もしっかり踏まえて落ち着て作業に取り組むことができました。


今日の実習振り返りでは、採用担当者の方から「実習前に課題として挙げていたことを、この1週間ですべてクリアしてました」と高評価を頂き、採用が決定しましたクラッカー**


今回の実習で何よりも事業所側・支援者側で驚いたことは、この1週間という短い期間に、現場のスタッフの方々からAさんが困らずに仕事ができるように、「こうしてみてはどうでしょう?」というアイデアが出され、それを実践して検証することまでができたことでした。


Aさん本人が「ここで働きたい!」という気持ちで一生懸命実習に取り組んだだけでなく、その姿を見て現場のスタッフの方々が「Aさんと一緒に働くためにはどうやったらやりやすいかな?どうすれば分かりやすいだろう?」と一緒に取り組んでくださったこと。

前回の実習受け入れからのわずかな間に、事業所のスタッフの方々がしょうがい者と働くことを自然に受け止め、当たり前のこととして考えてくださるようになった証かな…と感謝すると同時に素直に嬉しく感じました。


採用が決まって喜びを隠せない様子のAさんが、とろける笑顔で口にした言葉は、「4月から”仕事・始動!”パーーーンチ!でした。


彼の世界で「施設訓練編」という番組が最終回を迎え、新たに春の新番組として「仕事編」がスタートするとのこと。

間もなく最終回を迎える「いい○も」のように、Aさんの新たな番組編成が記録的なご長寿番組となるよう、県央センターも応援を続けます*さくら**さくら**さくら*




              「始動!」モードで記念撮影ブリオシュに挑戦☆