NO.50
富山県砺波市で
株式会社暮匠（くらしょう）という
工務店をしております
社長の姉さん女房こと
小橋博美です
わけあって
365日ブログをぶっ続けで書く！
に挑戦中です。
応援してくれると
とっても嬉しいです
それでは
今日もいってみよう！
今日の砺波は
久しぶりに朝から青空が広がる
とても気持ちの良い一日でした
毎日バタバタしているあいだに
サザンカが咲き始めていて…
心の余裕のなさを感じた朝でもありました。
師走で焦りをかくせませんが…
それがミスや遅れのもとにつながりますから
ここはグッと
心を落ちつけてまいるとしましょう…
じつは・・・
先日、上棟の様子を書きましたら
「ボルトチェックって
なんですか？」
と、質問をいただきました。
今日は
ソレにお答えしようと思います。
初めての方は
上棟の様子からご覧くださいネ
ボルトチェック
もともとは大工の社長ですが
上棟日には
社員のベテラン大工に棟梁をまかせます！
そうなると
社長はいたって暇そうに感じますが
じつは
意外と忙しいのです
そんな社長の腰袋の中は
スッカスカ！
そんな中でも
ボルトチェックの必需品が
左ポケットのスプレー缶です！
いくら構造計算のもとに
耐震等級3であるといった丈夫な家でも
構造を支える金具やボルトが
ゆるんでいたり
そもそも入れ忘れていたりしては
耐震等級の意味もなく
丈夫な家とは言えませんね！
上棟には
信頼のおける大工方に
腕を振るってもらうわけですが・・・
どんなにベテランで
どんなに腕がたつ職人さんでも
絶対にミスがないとか
100％と完璧とか
そんなことは絶対にありえないのです！
だって人間だもの！
それは
社長自身が職人として
たくさんの上棟に立ちあってきた
自分の経験として
見覚えがあるからなんですね。
上棟は
正確さはもちろんですが
天候に左右されることで
時間との戦いが必要とされます。
そんな中での作業ですから
あってはならない事ですが
ゆるんでいたりもするでしょう…
ただ
それを仕方ないですませては
先のとおり
何のための構造計算で
何のための耐震等級取得の家なのか？
全く持って
お客様に胸を張って
丈夫な家とは言えない！
そんな仕事は
家をあずかる私たちの
責任ある仕事とは言えない！
そこで
社長の出番です！
入れ忘れがないか？
ゆるんでいないか？
全てのボルトをチェックします！
決して
職人さんの粗さがしではありませんよ
チェックをしたものには
こうやって
赤いスプレーで
マーキングをします！
そうすると・・・
構造見学会に参加の方は
ご覧になっておわかりですが・・・
暮匠の建てる家は
真っ赤っか！
そう
赤いマーキングだらけなんです！
お客様には
安心のマーキングなわけです
そんな
安心のマーキングは
完成すると
当たり前ですが
見えなくなってしまいます！
見えなくなるから
適当な仕事をしたり
ごまかしたり
もっとは
間違いと知りながら
どうせ見えなくなるから…
悲しいけれど
そんな話は
業界にいるとよく耳に入る…
ほんとうに悲しい。
見えないところで手を抜かない
それは
お客様を裏切らないこと
であると私は思います
費用をかけて
耐震等級をとって丈夫な家を
建てるのはお客様です
それなら
限りなく構造計算どおりに
丈夫な家になるように
最善をつくすのが
私たちの役目だと思うのです！
ただ口先だけの
「大丈夫ですよ！」なんて
何の安心の証拠もない…
お客様には
赤くマーキングされたボルトと
真っ赤になった天井を見てもらい
確かに丈夫な
家が建つことを
確認してもらいます。
それが
上棟の大事な仕事
「ボルトチェック」です！
また何か
気になることがありましたら
お気軽にお声掛けくださいネ！
それでは
今日はこれで おしまい
また明日