有限会社 蔵所写真工芸のブログ

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弊社は「顧客第一主義」「人間性の追求」「未来への挑戦」を理念に
印刷業界の片隅で日々奮闘しているとても小さな会社です。
そんな小さな会社の日常をご覧いただければ幸いです。

記事:佐藤/久保田 編集・装幀レイアウト:佐藤 2026.09.08 発行 通刊145号

 

居酒屋に見る仕事の仕組み

文:佐藤
友人と毎月通っている居酒屋があります。
若い店員さん達は明るく元気で愛想よく、店長も常連の私達に何かと融通を利かせてくれるので居心地の良い店です。 

しかし、他のお客様にとっては色々と不満があるように見受けられます。

その理由をいくつか挙げてみましょう。


1.お客様が店員を呼んだ時、全店員が元気よく返事をするが、誰も客のもとに駆けつけていない状況が多々ある。

2.注文が通っていない。(出来上がっているのに運び忘れている。) 

3.飲み物、特に生ビールが運ばれてくるのが遅い。
「ファースト・オーダーで〜す。」の掛け声は、最初の飲み物を早く提供する意図があるはずなのに‥‥。
私と友人は大目に見ていますが、あまりよろしい状態ではないでしょう。
そして残念ながらこういったお店を他にもよく見かけます。
先日、初めて入った焼き鳥、串焼きメインの居酒屋さんで、上記のようなありがちな問題を起こらなくする仕組みを目の当たりにしました。それらのいくつかを挙げてみましょう。


1.まずは気のきいたサービス。
串焼きの料理はお皿で提供されず、各テーブルの中央に設置された電熱式ホットプレートに置いてもらえ、これでしばらく温かいまま頂けます。


2.大箱のお店ですが、ホールの接客係の人員をフロアの4ブロックにはっきり分割して、担当の区分を明確にしています。

これによって余裕が生まれ、無理のない決められた範囲を周回することで、客の様子に目が行き届く様になっています。
そのおかげで店員さんの方からグラスの飲み物の残量を見て、「お飲み物のおかわりはよろしいですか?」と声掛けをしてくれるので、こちらから大きな声で呼び止めて注文する手間がかなり省けていました。


3.オーダー完了、未完了のわかりやすい視覚化。
最初に注文した、4種類の串焼きのうち、3種類が運ばれてきました。
残り1種もそれほど調理時間の違うものではなかったので、もう少し様子を見て聞いてみようかと思ったその時、店員さんが「一緒にご注文された〇〇はまだ来ていないですよね?」と確認を取りに来られました。
何故気づいたのか少し気になって様子を見ていると、その店員さんは接客係とは別で厨房からの料理受け取り口前に立っています。

3人体制で待機しており、後ろの壁に伝票が掛けられています。
壁面は3ブロックに区切られ、一番上がオーダーを通したばかりの料理未提供の伝票、中段が、オーダー中の数品だけ提供した中途伝票、下段が現時点での注文完了伝票といった具合です。
わかりやすく視覚化されており、そのポジションの3名が定期的に提供状況を管理していました。
なるほどと感心。


仕事の区分をはっきりし、工程の流れを完全にシステム化、それを全員に周知する。
そして現場の状況を可視化する。
職種は違えど何かと参考になる、居酒屋という「職場」でした。
私の行きつけ店の店員さん達は、各々の頭を使って一生懸命走り回りますが、報われないミスが発生しやすい。
最近はついついあの素晴らしいシステムを伝えたくなってしまいますが、おじさんのアドバイスなど聞きたくないでしょうから、グッと喉元で堪えている次第であります‥‥。

 

歯応えは食べている実感

文:久保田
みなさんは好きなお菓子がありますか?

それぞれ好みも様々だと思いますが、私はグミが大好物です。 グミが好きな理由で一番大きいのが食感です。
食べ応えのある硬めのハードグミを好んでよく食べています。
食べているという実感が湧くからです。
食感的に一番好きなのはハリボーです。


最近はグミ人気が凄くて、たくさんの新商品が発売されています。
外がパリパリで中はハードグミ、外にパウダーが付いていて酸っぱいもの、見た目がカラフルだったり、キャラクターの形をしていたり。
食感でも見た目でも楽しめるのが飽きないところ。


サプリのように栄養が入っているような実用的なグミも、味が美味しく食べやすかったです。
グミを凍らして食べることもあります。
凍らせるとハードグミは更に硬くなり、ひんやり冷たく食べられます。
元々アイスっぽいシャリシャリした食感のグミは、凍らせると更にアイスっぽい食感になり美味しいです。
最近まだまだ暑いので、是非おすすめしたい食べ方です。

 

 

今月のサンプル:クリア厚盛プリントシール

※詳細はHPにて>こちら

記事:藏所/吉村 編集・装幀レイアウト:佐藤 2026.08.10 発行 通刊144号

 

新しいスマートウォッチ 文:吉村

長年愛用していた2代目アップルウォッチが不慮の事故によって生涯を閉じました。
おそらく何処かでぶつけてしまったのでしょうか画面が本体からパカっと外れてしまうという無惨な姿になってしまい、電源は入っているものの使い続けるのは難しいと判断してお別れをすることにしました。

ちなみに初代アップルウォッチも数年前に老衰の為、電源が入らなくなり引退して今も机の引き出しの中で眠っています。
そこでアマゾンで購入したのが中華製のスマートウォッチ。
値段は数千円でアップルウォッチの約10分の1程度。
値段からして期待はしていなかったのですが使い始めると思っていたよりは悪くない。
歩数計や心拍計、睡眠の深さまでチェックしてくれて、もちろん電話やLINEの通知、今日のお天気情報もちゃんと届きます。
他にもいろんな(私には必要無い)機能が豊富で「これで十分やん!」と思わせる一品です。

操作パネルの表示が明らかにアップルウォッチをパクってるとか、指で触った時の反応が悪くストレスがたまるとか、iPhoneとの連携が面倒(あくまでアップルウォッチと比べると)だとか、今まで当然の様に使っていたApple Payの決済機能が無いのでとても不便だとか、そもそもデザインがダサくて腕に着けているのが少し恥ずかしく人前では無意識に隠してしまう等の問題点はありますが、それでも使い続けています。
 
結局どんな優れた機器でも自分が使う機能はほんの一部でほとんど不必要。
高級なアップルウォッチでなくても良いとの結論に到りました。 スマートウォッチが生活の一部になった私。
いつの日にか実装してほしい機能が3つあります。

1つ目は『アルコールチェック機能』。
心拍を計るように自動でアルコール濃度を計測して、自転車で居酒屋さんに行ってしまった時などに「コレイジョウハ、ノンデハイケマセン。ケイサツ二ツカマルヨ!」と教えてくれる機能。これ欲しい!

2つ目は健康関連で『初期ガン発見機能』。
睡眠の深さや心拍数、消費カロリーまで解るのなら、もう少し頑張って初期癌の判定までしてくれたら嬉しい。
それが無理でも周りの空気のウイルスチェックとか、自分のストレス判定機能とか…。未来に期待します。 
 
そして、3つ目は『ジャイアントロボ機能』。
スマートウォッチに声で命令すると巨大ロボが思い通りに動く、巨大じゃ無くてもおもちゃレベルならすぐにでも実現可能な気がします。
絶対売れると思います。 
 
夢があるスマートウォッチ、これから購入を考えている方は、中華製もおすすめです。
そんな私は近々アップルウォッチに戻りますが。 
 

喫茶店の紅茶 文:藏所

私は紅茶党である。
一日に最低1杯、多い時で4杯のミルクティーを飲む。
コーヒーは自分から好んで飲まないし、飲んでもカフェオレぐらい。
となると、外に出かけた際もコーヒーではなくミルクティーが飲みたい。
だがしかし、世の中の大半はコーヒー党なので、多くの喫茶店がちゃんと紅茶を淹れてくれないのだ。

それほど難しい話では無い。
高い器具を使うわけでもない。

何かというと、
①ミルクティーに合ったまともな茶葉を使う。
②使う水は火にかける直前に水道から入れる。
③沸騰する直前の湯を注ぐ。
④ポットは淹れる前にしっかり温めておく。
⑤お湯を注ぐ際は、しっかり空気を含む様に高い位置から勢いよく注ぐ。
⑥できればポット敷き等で保温を。
⑦カップもしっかり温めておく。
⑧ミルクは温めた牛乳を、紅茶の量に見合った十分な量で出す。 喫茶店の皆さま、できればこれぐらいは守って紅茶を出しては頂けませんでしょうか。プロなんだから。
 

・会社で使っている紅茶用のグッズ。これだけで 十分美味しく淹れられます。
 
 
※詳細はHPにて>こちら

記事:藏所/佐藤 編集・装幀レイアウト:佐藤 2026.07.10 発行 通刊143号

 

花粉症とオレンジ 文:藏所

私は花粉症だ。
始まりは今から18年ぐらい前に淀川の堤防の近くに住んでいた頃、5月の一番気持ちのいい季節に、朝、目覚めたら目は真っ赤、鼻水ダラダラ、でも熱は全くないといった症状が突如として出始めた。

病院で調べてもらうと、原因は「カモガヤ」。
堤防や公園によく生えているイネ科の雑草だ。
初夏と秋の気候のいい時期に花を咲かせる。
こいつの花粉に反応した典型的な花粉症だった。
それから10年ぐらい経った頃からは、スギ、ヒノキと順に反応するようになって、今では二月の半ばから本格的に暑くなるまでの間と、秋の一時期とで、一年の半分近くを花粉症に悩まされている。
ところがである。
今年の三月の中頃に、三日間ほど急に症状が治まった。
スギからヒノキへの変わり目なのかなぁ、などと勝手に思い込んでいたがどうもおかしい。
例年こんなことを感じたことはない。
色々思い返してみたら、思い当たるのがオレンジ!症状が消えた前日と前々日の夜に合わせて10個程のオレンジを食べていたのだ。
家族旅行の帰りに寄った道の駅で、若くて元気なお姉さんの営業トークに乗せられて、千五百円分も、何の種類かも覚えていないオレンジを買って帰った。
味がとても良かったし、腐らせるわけにもいかないので、二日ぐらい食後にバクバク食っていたのだ。
どうもこれが怪しい。

そこで実験である。
そう思いついた頃には症状が戻っていたので、スーパーで適当にオレンジを買ってきてバクバク食べてみた。
するとやっぱり症状が治まる。
何度か試したが同様である。
オレンジばかり毎日たくさん食べるわけにもいかないので、オレンジの皮を折り曲げた時に出る液体を症状の出る鼻や目に、直接吹き付けたりもしてみた。
(はっきり言ってバカである。)
色々やってみたが、今は一日一個、オレンジを食べて、その時にしぼり汁を顔面と鼻の中にピチャピチャと化粧水よろしくつけている。
ピチャピチャやった直後は、花粉症と同じ様なかゆみが目と鼻に現れるのだが、顔を洗って30分もすれば治まってしまう。
その後は一日花粉症の症状がほとんど出ない。
出たとしても一番悪い時を10としたら、3とか4止まりである。

あれほど苦しんでいた花粉症がオレンジ一個で解決するなんて・・・。 丁度ヒノキ花粉最盛期の頃にこれを始めたが、一番強敵のカモガヤで効果が証明されたら、大々的に発表しようと思っていた。
そして自分でも半信半疑で初夏を迎えたが、効果はバッチリ。
この喜びを是非とも医学誌に発表してもらいたいぐらいである。
花粉症の人全員に効果があるとは思ってはいないけど、たとえ100人に一人だとしても、試してみる価値はあるでしょう。
医学関係者の方には、是非ともこのメカニズムを解明して頂きたいと思う今日この頃である。


・普段見慣れているこの二つがトレードオフでした。

 

理・想・宮 文:佐藤

近頃、友人との会話で「老後に趣味を持たないと退屈だ」という話題があがります。
その度、今の自分には情熱を持って夢中になれる趣味がないことにあらためて気付きます。
そんな時思い出すのが、『シュヴァルの理想宮』のお話。
1879年頃、フランス南部の田舎町に住む郵便配達夫のフェルディナン・シュヴァルが、仕事中の道でつまずいた変わった形の石に魅了され、それから毎日仕事の配達ルートで目についた石を拾い集めます。
それらを石灰やセメントでつなぎ合わせ、一人で33年の歳月をかけて理想通りの宮殿を築き上げたという実話。 彼には建築様式や建築技術の知識はなく、出来上がったのは、絵葉書や雑誌で見ていた建物のイメージから自分好みの要素をつなぎ合わせて構築した、異形でもあり、唯一無二の美しさを持つ宮殿です。

建築中、村人達からは「あいつは変人だ」などと冷ややかな目で見られていたそうですが、それに構わず理想と情熱を持ち続けて完成させたこの宮殿、壁面には刻印が残されています。
『信じる心の強さを見よ』 私がこのエピソードを思い出した理由。
十代だった私は、自分のためだけに夢想の世界に没入していたシュヴァルの姿を『美しい』と感じ、自分もこうありたいと憧れていたから。
もう一つは、このエピソードを知った時、この理想宮を見たい、もっと知りたいと思い、貪欲に調べていたこと。

インターネットもSNSもなかった当時、思い当たる書店や図書館を片っ端からあたり、手に入れた情報の欠片をつなぎ合わせて理想宮にたどり着いた時のあの感動を忘れていないから。 歳を重ねるごとに新鮮に感じる物事が少なくなり、「何時か何処かで見知った事」ばかりが増えていきます。
夢中になれるものが減っていくのも当然かも知れません。
「ならば外に求めず、自分の内の想像・空想・夢想・妄想を駆使して構築した理想宮の中で戯れる事も、悪くない趣味かもしれない。」なーんてことを、乱歩の言葉を脳裏に浮かべながら考えてみたりするのです‥‥。 『現世(うつしよ)は夢 夜の夢こそまこと』

 

※詳細はHPまで>こちら