私も運用をしている米国ETFについて、ご質問をいただきましたのでまとめますね
ETFって何?
ETF(上場投資信託)とは
日経平均やTOPIXなどの株価指数の動きに連動する運用成果を目指し
国内外の証券取引所に上場をしている投資信託です
ETFなら、海外の証券口座を開設しなくても日本から外国の株式を購入できますし
日本の株式市場に上場している銘柄は円で購入するため、為替手数料もかかりません。
指数に連動している商品なので、世界の株式に分散投資したい方にはおすすめです
米国ETFって何?
ETFの中でも、米国の株式市場に上場しているのが米国ETFです
米国ETFは保有コストが低くて、純資産残高が大きいため流動性が高いことが特徴です。
全世界の株式に投資する「VT」や全米の株式に投資をする「VTI」などが有名です。
高配当ETFのひとつである「VYM」は日本でも人気の銘柄ですし、私は米国の連続増配株式である「VIG」に投資をしています
米国ETFの注意点
米国ETF投資には、いくつか気を付けておかなければいけないことがあります
✔︎ 手数料がかかる
米国ETFを購入するためには、お金をドルに替える必要があり為替手数料がかかります。
また、購入や売却時にも手数料が発生する銘柄もありますので購入前に確認してください。
✔︎ 為替の影響を受ける
米国ETFは海外の商品なので為替の影響を受けます。
米ドルで売買した場合、購入時より売却時の方が円高になっていたら為替差損が発生しますし
為替差益が発生した場合は、確定申告が必要になる場合があります
✔︎ 二重課税されている
米国ETFの分配金には、日本でも米国でも税金がかかります(日本20.315%、米国10%)
米国でかかった税金は確定申告で
「外国税額控除」の手続きをすると一部を還付されます。
NISAを利用した場合は売却益は非課税ですが、分配金には米国分の10%が課税されます
いろいろと注意点はありますが、分配金で不労所得を得たい方や
分散投資をしたい方には選択肢の一つになると思います。
ETFも株式投資のひとつなので、始める前には必ず勉強をしてから購入してくださいね