スポーツドリンクによる脱水症状に注意!? | 暮らしに虹をかける会

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風邪による脱水症状対策に、そしてスポーツや運動のあとの熱中対策に、ポ○リ、アク○リなどのスポーツドリンクを飲むことがよく喧伝されていますね。


脱水症状は、体から水分が失われるだけではなく、電解質も同時に失われた状態(脱塩状態)のことをいいます。 個人差によりますが、強度な運動やスポーツ試合などをした場合、血糖値は下がるどころか、上がることの方が懸念されます。


なぜなら、体を活発に動かすと交感神経が緊張し、アドレナリンや副腎皮質ホルモンなどのホルモンが分泌され、副腎皮質ホルモンのステロイドであるコルチゾールが肝臓でのタンパク質の糖化を促進して、血中に糖を放出するため血糖値が上昇するからです。


この交感神経の緊張はもう一方の分泌・排泄・消化を促す副交感神経を抑制してしまうので、インスリンの分泌も抑制されてしまいます。


さらに、スポーツドリンクの糖分によって追い打ちをかけるように、血糖値を急激にあげていきます。すると血液中の浸透圧が上昇し、周囲から水を血液中に引き込むように作用します。この水の移動は電解質(ナトリウム・カリウムなど)のバランスを崩すのでバランスを保とうと、細胞内の水分は細胞外へ出ていきます。




※この画像はネット上からの拝借です。



結果、細胞内は脱水状態となってしまいます。 (水分を摂っているのにもかかわらず、細胞内は脱水状態となるわけです。)


脱水症状対策なら、スポーツドリンクでなく、梅干しとお水があれば十分だと思われます。