こんばんは、JPHMA認定ホメオパス藤崎です。
ワクチン考、今日は麻疹についてまとめてみたいと思います。
現在、麻疹・風疹の混合ワクチンとしての予防接種。単独ワクチンの場合は、定期接種ではなく任意となり、有料のようですね。しかも生ワクチンのため、単独で麻疹ワクチンを打った場合は他の予防接種が27日間行うことができません。ま、特に意識することなく、予防接種なさる方は、そもそも単独ワクチンを選ぶことさえしないかもしれませんが(^_^;)
麻疹ウィルスは飛沫感染によって発病し、感染力が極めて強く、死亡することもある重症の感染症ということで、予防接種をどうしようか?と考える方たちの中でも、麻疹だけは!と思われている方が多い感じがします。自身もまた、小児科のドクターに「麻疹だけはうってね!」と念をおされたことがあります。
さて、実際はどうなのでしょうか?こちらのデータを読んだことがある方も多いかもしれません。国立感染症研究所という日本のトップ機関のデータでは、麻疹にかかった人の66%は麻疹ワクチンを接種していたとのこと・・・
また、この麻疹ワクチン、半世紀程前に分離された麻疹ウイルスを長年に渡り培養して、人工的に作られ弱毒株に由来する生ワクチンですが、このタイプの麻疹ウイルスは自然界にはもはや存在していないそうです。つまり、麻疹だ~!と診断を受けて検出されるのは、麻疹ワクチン由来のウイルス・・・ん~?!おかしな話ですね。
ワクチンの内容物を見てみましょう(ミールビック)
緩衝剤 リン酸水素ナトリウム水和物
リン酸二水素ナトリウム
安定剤 乳糖水和物
D-ソルビトール
L-グルタミン酸ナトリウム
抗菌剤 カナマイシン硫酸塩
エリスロマイシンラクトビオン酸塩
着色剤 フェノールレッド
希釈剤 TCM-199
本剤は、弱毒生株麻しんウイルス(田辺株)を伝染性の疾患に感染していないニワトリ胚培養細胞で増殖させ、また、弱毒生風しんウイルス(松浦株)を伝染性の疾患に感染していないウズラ胚培養細胞で増殖させ、得られたウイルス液を精製して混合し、安定剤を加え充填した後、凍結乾燥したものである。なお、本剤は、乳由来成分(ラクトース)及びブタの膵臓由来成分(トリプシン)を使用している。
ん~、まぁ、たくさん入っておりますね。
一つ一つについて、ご自身で調べてみてくださいね。
どのようなものか、ご理解できるはずです。
そして、統計のマジックものせておきましょう。
こちらのデータを見ると、なるほど、ワクチンが導入されてから、ずいぶん麻疹が減っていますね。
麻疹・アメリカ・CDCピンクブックより
では、同じ麻疹をもう少し年代を前から見てみましょう。
麻疹・CDC人口動態統計より集計
こうすると、あれ?ずいぶん麻疹が減ってきてからワクチンは導入されています。果たして、ワクチンの効果で麻疹が減ってきているのでしょうか?もしかすると、高度機材成長が始まって、公衆衛生が改善、栄養状態や生活水準上がってきたからでは???
麻疹単独ではありませんが、1993年まで接種されたMMRやその後も2004年までは毎年、厚労省も認定した健康被害が出ているようです。副作用としては、脳炎や脳症などの重大なものです。
色々まとめてまいりましたが、最後に毎回同じこと書いておきますね。
予防接種、打つか打たないか、こういったデータひとつひとつも、ぜ~んぶご自身で調べて納得して行ってくださいね。どちらに転んでも、大事な子供のことを守れるのは親だけなのですから。(自戒を込めて)
最後に、内海先生の講演会@北九州が近づいております。ぜひぜひ、皆さま会場でお会いしましょう!