和式トイレの方が健康的! | 暮らしに虹をかける会

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こんにちは、吉冨です。前回 の続編です。


排便(トイレ)は言うまでもなく、私たちの健康を左右する大事な生理的行為です。

現代社会を健康的に生きていくには、食事はもちろん重要ですが、それはまだ入口にすぎません。食事だけでなく生活スタイルがとても重要になってきます。今回は排便についてです。排便という排毒作用は動物にとってはとても重要な行為になります。


いまや排便のスタイルは洋式が主流になってきました。そもそも排便をするのに最も優れた体勢はどうするのがいいのか考察していきましょう。



和式トイレ


「和式トイレ」はその名のとおり、昭和時代では主流だった日本の代表的トイレ様式でしたが、第二次世界大戦後よりじわじわと西洋式のいわゆる「洋式トイレ」が普及されていき、現在の日本では洋式が主流になっています。

しかし、和式トイレを経験したことのある方であれば誰でも、しゃがんで用を足すときのお尻の具合は洋式よりもいいと感じる人も少なくないのではと思います。



子どもがしゃがむ理由


そもそもヒトは、霊長類と同様に、休んだり、動いたり、身体機能を果たすために、常にしゃがむ体勢を維持していたようです。たいてい、どこの幼児を見てもわかるように、自分の体を本能的に楽にするためにしゃがみます。大人である私たちには奇妙に見えますが、これはヒトの体が機能するように設計された仕組みのようです。







洋式トイレと和式トイレ、どちらが健康的!?


洋式トイレの始まりは、西洋における王様や王妃による植民地原住民との身分の区別化、つまり支配的思想が発端とされています。では、洋式トイレの体勢と和式トイレの体勢ではどちらが健康的でしょうか。




「和式トイレ(スクワット体勢)」が健康的だといえるでしょう


1964年のBockus消化器病学によれば、「排便の理想的な姿勢は、腹部上を太ももで固定し、しゃがんだ位置である。」と記されています。


洋式トイレの体勢では直腸と肛門管の間が曲がってしまい、腹部や大腸もまた太ももからのサポートを失くし、その結果、着座姿勢で用を足す人は、排出に力むことを余儀なくされてしまいます。そして、大腸での蓄積や残留廃棄物の硬化による影響があります。





和式トイレの体勢では太ももを下腹部に押し付けることができ、この太もものサポートにより大腸の作用は増加し、腹腔内の圧力を引き起こします

しゃがめば、骨盤は固定され、肛門を自然に開口することができます。そして、大腸へ自然に生じた加圧で、排出を容易にするわけです。


ひと昔前から日本人はアキレスけんが強いとされる理由もここにあるかもしれません。しかし、現代の日本人の中では、かかと(踵)を地面につけてしゃがむことが出来ない人が少なくありません。

和式スタイルのスクワットはこのように自然な排便ができる一方で、腰椎と大腿骨を結ぶ腸腰筋を鍛えることもできますし、気功や東洋医学の観点でいえば丹田における呼吸を促します。もちろん足腰の衰弱防止にもなります。洋式トイレのプロモーション~普及も「西洋化」の名の下に私たちの健康を奪っていることの一つです。


しゃがみ出産について


これらの話は、排便だけでなく、実は出産にもいえるのではないかと思います(専門ではないのでもちろん定かではありません)。古代の出産妊婦土器などを見るとしゃがんでいますし、先住民族の出産でもしゃがんで行うようです。(全てではないでしょうが。)また、サルの出産もしゃがんで行うことが多いように見受けられます。



和式台


全国的な洋式トイレの普及に伴い、今では「和式台」という、和式スタイルで排便をしたい人のための、お立ち台が販売されています。

http://squattypotty.com/

http://www.hatumeifile.com/hatumei/tenji/0233.html



さて、みなさんはどのような排便のスタイルが合うでしょうか。私は和式トイレが近くにあれば、絶対和式で用を足します(笑)!



参照:
http://www.toilet-related-ailments.com/questions-about-squatting.html
http://www.lillipad.co.nz/squat-toilet-benefits/squat-benefits.html
http://principleintopractice.com/2013/03/17/pop-a-squat-ob-edition/
http://www.naturesplatform.com/health_benefits.html
など。