無農薬野菜を食べよう | 暮らしに虹をかける会

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こんにちは、吉冨です。


野菜で使用される農薬について簡単に書きます。


既にご存知の方も多いと思いますが、日本は世界でも有数の農薬使用大国です。世界1位に何度も君臨しています。(他には中国や韓国が1位をとっています)


まずは除草剤。日本の除草剤使用量はダントツ世界一です。除草剤はラウンドアップというモンサント社が開発したものが有名ですね。


非常に強力な除草剤のひとつで、あまりにも強い薬であるため、雑草だけでなく農作物自体も枯らしてしまうことがあります。そこで、モンサント社は自社の除草剤をかけても枯れない除草剤耐性をもった作物を遺伝子組み換えによってつくりだすことを考えます。いわゆる遺伝子組み換え作物です。


農薬使用には安全基準というものがありますが、この安全基準は世界に比べて何倍も高い基準です。ヨーロッパ基準の2倍~100倍も日本は緩く設定されています。


なぜ安全基準が高くなるかわかりますか。


安全基準が高くなる背景には、他国でその農薬が禁止になった時に売り先が一挙になくなりますので、その時にまず標的にされるのが日本です。


ミツバチを死に追いやるネオニコチノイド系農薬も、ヨーロッパでは一時的に3種類が使用禁止されましたが、約1年後には日本は基準値を大幅に規制緩和するという方向に進みました
まさに外国の製薬企業による日本への押し売りといってもいいかもしれません。(日本で流行ったタミフルも、外国で売れなかった在庫の処分からはじまったものです。)


ネオニコチノイド系農薬(アセタミプリド、イミダクロプリドなど)は、人にとってももちろん害です。
学習や記憶のような機能に関係する神経伝達を混乱させ、脳の構造発達に有害な影響を与える可能性があるという発表もされています。


(他にも有機リン系農薬がありますが、またの機会で掲載します。)


農薬のいちばんの被害は自然界であり、次に生産者です。ネオニコチノイド系農薬は作物の中での残留性や浸透性が高いため、やがて摂取した消費者にも慢性的に影響が出てきます。


野菜は体によいものですが、同時に化学物質を摂取したのでは意味がありません。花粉症、アレルギーやアトピーの原因のひとつに農薬というものは十分考えられます。



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農薬という社会毒もできるだけ避け、無農薬野菜を食べることで元気な体を作りたいですね。自分の体のために、そして無農薬農家さんを応援するつもりで無農薬の野菜を購入しましょう。