今年の流行語大賞は
「ふてほど」に決まったそうです。
「不適切にもほどがある」
というドラマの略語だそうですが、
TBSは秋田の一部でしか放映されておらず……。
流行語大賞とするには
「不適切にもほどがある」のは、
甘利にも明らかじゃないか
と思う秋田民でした。
(それとも、秋田は文化の及ばぬクマ帝国だとでも言いたいのか…)
と、マクラはさておき本題に。
真の流行語大賞と言っても過言ではない
「103万円の壁」についてです。
租税法の基本書として知られる
『租税法』にて、
どのように触れられているのかを
確認しなくてはと思いたち、
ざっと紐解いてみました。
端的に書くと
「103万円の壁」については、
平成29年度税制改正における
配偶者特別控除の見直しによって
税負担の点では解消された、
という記述でした。
従業員向け配偶者手当の
基準などが引き上げられないと
「壁」はなくならない、
という意見もあるという記述もありました。
「学生の働き控え」
という壁についての記述が
本書になかったのは意外だと思いましたが、
玉木代表自身が
「(これまで)無視していた」と
会見等で発言していたくらいなので。
ともあれ、実際問題、
自分の見聞きする範囲ですら、
103万円の壁は
存在しているのが明らかなので、
記載されるのも
時間の問題のような気もいたします。
実際、現下の状況を鑑みれば、
103万円では
「不適切にもほどがある」のですから。
【編集者後記】
「米の秋田は酒の国」
ならぬ
「過疎の秋田は熊の国」
となっている我が秋田県ですが、
ついに私の同業他社の店に
熊の襲撃がありました…
私の勤め先とそれほど距離がない
場所が事件現場でしたので、
クマの襲撃に備え警戒を厳にしているところです。
さて、世の中には「壁」はたくさんありますが、
必要なものとそうでないものがあります。
それこそ、クマの襲撃に備える「壁」
は必要かもしれませんが、
働き控えを誘発する「壁」
は必要ないでしょう。
「103万円の壁」
是非とも早急に撤廃していただきたい、
と思います。

