番外編:脇本城(秋田県男鹿市) | 倉山塾東北支部ブログ

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マイホームを建てるには、土地選びがとてつもなく肝心です。

 


土地の形や日当たりにとどまらず、

職場や商業施設へのアクセスの利便性、

周囲の治安や風水害のリスクなど

色々と挙げだすとキリがありません。


土地は有限の資源ですので、人気のある物件は

当然競争率が高くなり、値段も跳ね上がります。

札束で頬を叩いてでも、お金があれば良い土地は欲しいもの。

きっと堤康次郎だって、そう言います(妄想)


歴史を遡ってみると、

土地選びが超大事だったものがあります。


「城」です。


「城」はゴリゴリの軍事施設です。

政治を行ったり、君主の住居でもありますが、

本質的には戦闘を前提にしたものです。


城も家も、更地から建てる場合もあれば、

リフォームして使いやすくする場合もありますし

まぁ、従兄弟みたいな関係でしょうかw


さてさて、今回ご紹介する「物件」は、

秋田の男鹿半島の付け根にある「脇本城」です。


荒波高い日本海に面した標高約100メートルの丘陵上に

150haに渡って土作りの城が展開され、

最大高低差6メートルの大土塁を始めとして

曲輪、虎口、竪堀、空堀と、

数多の見どころがありますが

私はこの城の立地こそが最大の見所と考えます。


北は寒風山、南と西は日本海、東は八郎潟。

安東家の主城である檜山城と土崎湊城の間に位置して、

陸上と海上の交通をばっちり監視でき、

施主の安東愛季くんもご満悦の仕上がりです。


さぁ、ここからがこの城の良いところなのですが(文字数が