秋田県を襲った大雨から早くも半月が経とうとしています。
徐々に日常を取り戻しつつあるとはいえ、被害の爪痕は大きく、被災されたすべての人が元の生活を取り戻すにはまだまだ時間がかかりそうです。
私の家の前を流れる「旭川」という川も、氾濫すれすれのところまで水位が上がり、あれ以上の雨が降っていれば私も被災者となるところでした。
この川の近くで34年暮らしてきましたので、今回の雨に耐えてくれたことに何か感慨深いものを覚えます。
その旭川ですが、これは佐竹氏の秋田入部の折、久保田城築城に伴い流れを北側にずらした川です。
さて、佐竹氏と言えば、現在の秋田県知事も佐竹氏。
今回の佐竹知事の大雨災害の対応も色々と危機管理的にどうなの?という点が多々ありましたが、では江戸時代、この秋田を統治してきた佐竹氏の歴代藩主はどうであったのか。
そんな疑問を抱きながら、後輩のお父さんで、かつお世話になった大学の先生の著書である本書を開きました。
…読み進めていけばいくほどに、
「今の話なのかな??」
と思えるほどグダグダな感じで、なるほど今の秋田の体たらくは江戸時代にその素地があったのだと、納得してしまいました…
私は秋田という土地は好きです。
であるが故に、ダメなところを批判してしまうのでしょうが…
いずれにしても、今の秋田を「どうするか」というところで、現在の秋田を形作った時代をきちんと知ることが必要だと痛感しました…