本書の著者を知ったきっかけは、某塾の同年代の方が紹介してくださった1本の記事でした。
元々の戦略・戦術好きに加えて、サッカー大好きな弟分の影響もあり、二重に興味をそそられたので、その記事を読んだのですが、これが非常に面白い!
著者の龍岡さんは、周囲に「変態」と呼ばれるほど、サッカーに関する知識は並大抵のものではなく、自身は全くサッカーの経験がないのですが、現在は「おこしやす京都AC」の戦術分析官を務めているという、異色の経歴の持ち主。
「いやぁ、すごい人がいるものだ。」
と思い、名前を憶えていたのですが、このほど新刊が出たのを発見し、
「あ、あの記事の人の本だ!」
と思い、即購入。
嬉しさのあまり、サッカー大好きな弟分にもプレゼントしてしまいました(笑)
きっと面白い、との半ば確信を持って読み始めたのですが、期待を遥かに上回る面白さ!
よく、人に何かを教えるには、そのことについて相手の10倍分かっていないといけない、と言われますが、ここまで理解している人に教えてもらえば、それは分かりやすい。
サッカーを知らなくても、サッカーの面白さを存分に味わえる内容で、かつ著者の「変態」ぶり(サッカーへの情熱)がとてもよく伝わってきます。
「何かを極めるには、その『何か』に人生を賭ける情熱が必要なのだ。そうして真摯に向き合い積み重ね、自分の血肉となったものが、自分の専門なのだ。」
ということを痛感させられました。
私も、もっともっと精進しなければ!
サッカー店長の戦術入門 「ポジショナル」vs.「ストーミング」の未来 (光文社新書 1182) | 龍岡 歩 |本 | 通販 | Amazon