読書感想文:日本クラウゼヴィッツ学会訳『戦争論 レクラム版』 | 倉山塾東北支部ブログ

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長年にわたり本棚に“飾った”ままでしたが、ついに読み終えることができました!

 

とりあえずホッとしています(笑)

 

現代においては重要ではない部分を除いた抄訳版であるとはいえ、分厚い!

 

一回読んだだけでは、とても内容は頭に入りません!

 

小学生当時の私は、岩波文庫版の全訳を読もうとしていたのですから、なんと無謀なことをしようとしていたのか…

 

ちなみに、小学生の私は、この硬い文章で書かれているものを、内容をはじめから全て理解しようとしていました。

 

当然、細部に拘るあまり頭の中はこんがらがります。ついには苦手意識に近いものがでてきて、今日に至っていました。

 

小学生がすんなり理解できるほど、クラウゼヴィッツ先生は甘くありません(笑)

 

さて、本書は、その分厚さで圧倒され、読む気が失せてしまいかねず、また「戦争」というものの本質を深く考察しているものなので、文章も硬く、決して軽く読めるものではありません。

 

ですから、「名前はよく知られているのに、内容はきちんと知られていない」本の一つなのではないか、と思います。

 

しかし、その内容は考えさせられること・参考になることが実に多いです。

 

昨今、軍事を知らない政治家の方々も多いように見受けられますが、本書を読むだけでも、その後の軍事に対する見方・考え方は違ってくるのではないかな、と思います。

 

そして、本書を見れば、ウクライナ侵攻に関して、戦況の推移を自分なりに分析することができるようになるかも…

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