倉山満『嘘だらけの日米近現代史』(扶桑社新書 2012年)読了(2回目)。
久々に読み返した「嘘だらけ」シリーズ第1作。
改めて読み返してみると、
「これ、最近出た本かな?」
と錯覚するほど内容に古さを感じない(本書に限らず、塾長の本全般に感じることであるが)。
つまり、塾長はずっとブレずに同じことを主張している、ということだ。
加えて、当然塾長の主張の中身も「その通り」と思う。
だから、「この人は信頼できる」と思い、そしてもっと勉強しないと、と思い今こうして塾に入って塾長や同じ志を持つ仲間と共に学んでいる。
さて、本書の内容に関して。
たった一度戦争に負けただけで、
「巨漢の米兵に犯される日本男児としての自分」
「アメリカに強姦された日本」
などと言って卑屈な根性が染みついてしまっているようであるが、気持ちの上では
「犯られたら犯りかえす!100倍返しだ!」
みたいな「今に見ていろ!」という気構えが何故できないのか、と思う。
せめて「番犬様」と言えるだけの心の余裕くらいは取り戻してほしいのだが…。
そして、「番犬様」をコントロールするため覚えておきたい3つのポイント、きちんと押さえておかねば。
最後に。
「日本は戦争に負けたのではない。負けたフリをしていただけだ。」
現状のままでは「フリ」ではなく本当に負けている状態。
日本が再び力をつけ、名実ともに「復活」した、と言える状況になってこそ、この言葉に信憑性が出てくるものと思う。
この言葉を未来の歴史書に書けるように今頑張らねば、と改めて思った1冊。