ファッションにせよ武装にせよ化粧にせよ、身に装飾を施すということは外部からある力を取り込んで自己を強化しようという行為なのだろう。
それは食べる行為と似ている。前者は外的に、後者は内的に自己をempoweredする。ここ一番の前には肉を食べ、お気に入りの(しばしば高価な=パワーの強い)アクセサリーを身につける。それらから力をもらうのだ。
知り合いに石川さんというアーティストがいる。彼は動物の頭部を型取ったFRPの表面にファイアパターンや迷彩柄などの闘争や武装を連想させる装飾を施す作品を制作している。動物はむろん狩りの象徴だ。
今朝見たアメーバニュースの「男性が理解できない女性のファッション」の栄えある第一位はアニマル柄だった。
アニマル柄。狩りのイメージを纏い、女性たちは武装する。自身を鼓舞するために。
話の流れからして肉食女子のことが書けそうなところではあるが、肉食/草食論については別に論じたいところがあるため他の機会に譲る。
さて、電車で見たゴスっ娘のアーマーリングから連想された本論ですが、そういうわけで男性諸君、アニマル柄を敵視するのは止めましょう。
なぜってそれらはあなた方に向けられたものではなく、主に女性同士の闘争のためのツールだからです。
そういえば前にある人がこんなことを言っていた。
「タトゥー入れるとその部分の感覚が麻痺するのかなぁ。うちの近くに全身に入れた奴がうろうろしてるんだけど、この時期に半袖短パン雪駄なんだよね。」
えーと、それは見栄と誇示とやせ我慢のトライアングルです。それよりあなたが皮肉で言ったのか本気でそう思ったのかのほうが気になる。後者だったらつきあい方を少し考えさせていただきたい。
よし、というわけで眼鏡作りに行くぞっと。べっ甲のやつね!