投稿が随分遅くなってしまいました、年を重ねる毎に年々時間が経つのが速くなってきますね。
遅くなりましたが、昨年は大変お世話になりました、本年もよろしくお願いいたします。
さて、私の好きなクラゲの一つであるアカクラゲもほぼ毎年発生させていますが、ストロビレーションの様子を久しぶりに撮影しましたのでアップします。
促進剤を使ってストロビレーションをさせていますが、完全にエフィラが遊離するまでには多くの時間が掛かるので、撮影で強い照明を24時間当てていると藻類が急速に増殖して、飼育容器が使えなくなりますので、余り長時間の撮影はしたくありません。
【動画】YouTube
BGM:カナリアスキップ written by まんぼう二等兵

通常900倍速で駒撮りをしていますが、今回は随分時間が掛かっていますので、2700倍速で編集しています、当然速度を早くすると見えない部分が出来ますので、細かく見たい部分が有れば速度を変更出来るように、いつもと同じ条件で素材撮りをしていますので、映像データは膨大になっています。
仕込み後2日程で口盤側先端にクビレの兆候が表れ始めます、体はオレンジ色で十分栄養状態は良さそうですが、触手を伸ばし餌を欲しがっていたので餌を与えた為、クビレの進行が見難くなったかも知れません、エフィラの数は体の長さに比例しますし、エフィラの大きさはポリプの体力が影響するようです。
4日目には、口盤先端の触手が付いた部分の後ろに段が出来ています、ミズクラゲの様な奇麗なリング状の段では無くデコボコした形ですね、体の中央下部から伸びていた触手か、走根状のものかと思っていた部分は、アルテミアが捕らえられて死んでいる事から触手の様です、こんなところに触手を出しても口に運べないのに何故生えるのでしょう?
足盤側が2つに分かれて走根状になり移動したり、分裂したりするので走根状のものが生えているのかと思っていましたが予想は外れました。
9日目を見てみると、4段ほどの段が出来ていますが、食欲は旺盛で排泄したかと思うとまた食べています、最終的には、無くなったように見えますが、かなり多くが排泄したままになります、撮影中の水質悪化を防ぐ為、水替えや清掃をしている為です。
10日目頃になると、先端から順に段になっていた部分が外れて縁弁が出来始めて来ます、12日目位になるとその様子が分かり易くなっています。
14日目になると、触手が少なくなり短く太くなってきますが、まだ残っています、残念ながら先端が動きすぎて、視野から外れるようになり、撮影が難しくなったので、他の個体に変えて撮影を続けますので一旦ここで切ります。
つづく・・・
撮影の舞台裏:
小さな容器で水面方向から撮影すると、水分の蒸発や換水、補水などでピントがズレたり、水質悪化を防ぐ為に、排泄物を取り除いたりしないといけませんが、小さな容器なので、水流や振動などでポリプが剥がれたりするのを防ぐ為に、小まめな作業は結構きついです。
【JellyClub】
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