プチ整形?しました。後編 | クラゲ女のブログ

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ぼんやりした生き物がのらりくらりと綴る。
読み応えありますよ、文字数多いですから、ハイ。

 

墨丸の一回目の目隠れ肉瘤切除手術から3週間後、

墨丸の体調が良さそうな日に2回目の切除手術をしました。

今回は完全切除を目標にするために、一回目のような水中ではなく

陸に魚体を上げて、両手を使って切除をするという方法にしました。

やはり片手では難しかった。片手はピンセットで肉瘤をつまめればもっとやりやすいかも。

墨丸には負担になるが、少々弱って動けないくらいのほうが切除はしやすいかもしれん。

ということで、濡れたキッチンペーパーのベットに魚体を寝かせての手術でした。

 

 

が、やってみると難点が発覚。水中では切りやすかった肉瘤が水がないので

浮かないというか、離れないのでピンセットもだめ、ハサミが入れられない。

それと水中なら判別しやすかった患部が陸では光の加減で判別しづらい。

3分まで頑張ってみたが、無理と判断。2回目の手術は手が出せなかった。

陸にあがって頑張ってくれた墨丸にはホントに悪いことをした・・・・

苦しい思いをしたのに、何の進歩もないなんて・・・・ごめんな・・・・

 

 

 

手術を諦めて、バケツ温泉でしばらく養生した後、本水槽に復帰させたが

やはり相変わらず、壁にぶつかり、皆にぶつかり、餌を見つけられず・・・・・

私が至らないばっかりに・・・・

不憫な墨丸を数日、観察し続けました。

 

 

そして、最後の手術をしてみることにしました。

これでダメなら諦めよう。墨丸にも諦めてもらおう。

 

 

また術前の墨丸の体調管理から始まります。

ほぼ毎日墨丸を観察し、目の周りの肉瘤の付き具合を覚え、

寝る前に頭のなかでシュミレーションを繰り返しました。

(こっちからここにハサミを入れたらいけそうや・・・)(こっちは手の向きがなあ・・・)

水換えの時にも患部の見え具合、魚体の持ち方をテストしたり、

私の準備をとにかく念入りにしました。準備は完璧に。

私の中でよしと思えた時に、最後の手術を開始しました。約1ヶ月かかりました。

 

 

3度目、最後の術中、墨丸は頑張っておとなしくしてくれました。

水中手術に戻しましたしね。まあ、ちょいちょいあばれましたが(笑)

なんとか片方はできましたが、片側に3分ほどかかってしまい、反対側に使える時間が少なく

私の集中力が切れてしまいあっという間にタイムリミット。危険と判断しまして、手術は終了。

片方は切りとりきれなかった感じでした。片目でも見えれば・・・・・

 

 

術後は順調に回復しました。

バケツでは薄暗くて、周りは何もなく、誰も居ないので大した変化は見られませんでした。

そして本水槽へ戻れる日がやってきました。

本水槽へ戻すと、面白い動きをしましたよ。

墨丸の目はかすり目というか、クリアな感じではなく、すりガラスのような真っ黒でした。

このすりガラスのような目が見えているのかどうかは判りません。

本人も今何が起きているのか把握するのに時間がかかってましたね。

こっちとしては、見えているのか、見えていないのか判りません。動きで判断するしかない。

私はカスリ目は視力は良くないが見えない目ではないと思ってます。

だから見えていれば動きに現れてくれると・・・・

 

 

 

術前の墨丸。

術後の墨丸。

こっちは切りやすい方でしたので先にした方です。きっちり切れました。

反対側の術前。

術後。

肉瘤の下、一段へこんだ所にくすんだ目が見えます。

こちら側は期待してなかったんですが、少し狭いですが目が現れてました。

もうちょっと切りたかったんですが、時間切れでした。

 

 

餌の時、初めは何が落ちてるのかよくわからなかったようです。

落ちたのを食べてみて、餌と認識したようです。

今では餌の時に、私が落とす餌を床に落ちるまでに食べる空中(?)争奪戦に加わり、

他の子達と一緒に空中(?)で餌をキャッチする事ができています。

どんくさいので空振りもしますが、かなり上達しました。

食べそびれるなんてことは無くて、食べすぎて浮いてます・・・・

餌の落ちてないところを探し回るなんてことは、もう無くなりましたし、

他の子の尻尾を顔の前に来るたびに食いつくなんてこともしません。壁にも衝突しません。

ホントにどんくさいので、水草に絡まったりすると不安になりますが・・・

 

 

結局、見えているのかどうかの確実な判定はできませんが、

手術は成功だったかなと思っています。

まあ、反対派に言わせれば「飼い主のエゴ」と言われるでしょうけどね。

でもね、みんなと一緒に落ちてくる餌を取り合いしながら遊んでるのを見ると、感無量です。

これで、あとは浮きグセを治してやれたらなあ。

 

 

とにかく疲れました。4ヶ月くらいは毎日水換えしてましたからね。

結局すると決めたら旦那にも相談せず、一人で悶々とやってました。

すべて終わって、本水槽に戻してから旦那には結果を報告。

色んな意味でしんどかったです。

 

 

 

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