プチ整形?しました。前編 | クラゲ女のブログ

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ぼんやりした生き物がのらりくらりと綴る。
読み応えありますよ、文字数多いですから、ハイ。

いえいえ、私じゃありませんよ。今更私がどうこうしたって意味がないですからね。

 

ウチの金魚の黒らんちゅうの墨丸くん。

肉瘤が目を覆ってしまう「目隠れ」という状態になってました。

わかります?目のあるところにかぶさってるのは右も左も肉瘤です。

お陰で全く目が見えておらず、壁にはぶつかるわ、他の子にぶつかるわ、

顔の前に来た尻尾は必ずかじるわ、みんなも迷惑そう。他の金魚のストレスになりかねない。

餌はもちろん見えない。うちは水槽にこの子以外に6匹、合計7匹いるので餌は取り合い。

ボヤボヤしてると要領のいい子たちにあっという間に食べられてしまう。

目が見えないから餌が全く落ちてないところに迷い込んで必死に餌を探しているのを見て

あまりにも不憫でホントに胸が痛かった・・・・

 

 

うちは皆さんのように水槽をいくつもおける状況になく、この子だけ別の水槽なんて無理。

どうしたもんかと調べたら、肉瘤を切除する方法があるという。

しかしネット上では「肉瘤切除は悪」と言わんばかりですな。そんなことするやつは鬼。

プロの間では意外と平気でやっているらしいのだが、それすら否定せんばかり。

同じような悩みを持つ人が質問しても、「素人はやめとけ。」とか「切るなんて可哀想」とか

「それだけは金魚がかわいそう。」「そんな必要ない」とか「別の水槽で飼え。」とか・・・・

それができりゃあ悩まないですよ。かわいそうって、何が?

もしもの恐怖ばかり言われても、納得できるわけがない。

もうネットには希望はヒトカケラもありませんでした。

 

 

で、ダメモトで買った店の兄ちゃんにメールで尋ねてみたら普通に

「ご自分でも出来ますし、お持ちいただければ、やります。何度もやってきましたので。

ただし、暴れて万が一金魚が怪我をする場合もありますのでそのときは責任がもてません。」とのこと。そりゃ当たり前だわな。

やってもらうか自分でするか悩んで、色々聞いて、結局責任持って自分ですることにした。

兄ちゃんに頼んで万が一のことがあると、兄ちゃんが気の毒だ。

 

 

やるからには準備を徹底的にしなければ。

既に浮き気味の墨丸を塩温泉バケツに移し、1週間以上かけて体調管理。

浮きも背中の炎症もなくなって、元気満々なのを確認してから、更に抗菌剤を添加。

感染症を防ぐために準備をガッチリ固めます。

抗菌温泉で出来る限り、いるであろう菌を減らす。それも1週間~10日ほどかかったかな。

墨丸の術前コンディションを整えている期間に、自分の頭のなかで何度もシュミレーション。

術前準備に1ヶ月かけました。

 

 

手術ははじめから2回に分けてするつもりでした。一回でできるとは到底思えない。

一回目はテスト手術みたいなもんで、肉瘤を少しだけ切除してみて、どうなるか観察。

弱らせないで、炎症させない事が可能かどうかの確認と、私の練習。

 

術後すぐに放り込めるように殺菌剤の入ったバケツを用意しておいて開始。

目の上にかぶさっている肉瘤を確認し、

手の温度で弱るといけないので、水に付けながらハサミでちょん切る。

すごく切りにくいし、水の中なので途中で患部がどこかわからなくなる。

緊張で手が震えるし、墨丸もチョイチョイ暴れる。

自分の極限の集中力が5分以内だろうと思ったので、今回は3分で終了。

相変わらず目隠れは改善していない。切れた肉瘤片を確認。

墨丸は少しビビってはいるものの、至って元気で餌ももりもり、ウンチョスもモリモリ。

今回の傷が無事に癒せたら、2回めの手術ができますね。

ここから殺菌剤温泉で傷の治療を2週間ほどかかった。特に弱りもせず、炎症も無し。

その間、頭の中で更なるシュミレーションをしておく。切れないことはないぞ。

約3週間後に墨丸の体調を見極めて再手術となります。

 

 

 

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