本日のテーマ

【分度器で未来を測る】

 

 

分度器は、角度を測る道具です。
180度まで測れますが、角度とは不思議です。
それは、たった一度の幅でも測定する起点から離れれば離れるほどその延長線上の幅は広がって行きます。

 

ダイアグラム

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これを時代の流れに例えると、今起こっている些細なことが、未来の延長線上にはとても大きなことになっているという事もあるのではないでしょうか。
わたしは、これを勝手に「分度器の法則」と言っています。

 

たとえば、このようなことはどうでしょう。
昔ほとんどなかった疾病が、今はあたり前になってきました。
ガン、生活習慣病…
アトピー、アレルギー疾患など…

 

アレルギー疾患についてですが、わたしの記憶では…
 1960年、はじめてアトピーの子どもが3人確認された。
 1980年代に入り、小学生の一クラス一人の割合で発生。
 1993年厚生省は生まれてくる子どもが3人に1人の割合で
 何らかのアレルギー疾患が見られると発表している。

 

初めは、僅か3人でしたが、時代の流れとともにアレルギー疾患が、どんどん増え続けたのです。
そして、現在では更なる異常が起こり始めています。
生まれてくる多くの子ども達に、アレルギー疾患以外の症状が現れてきました。

それは、アレルギー疾患プラス、「生活習慣病の因子を持っている」「低体温」「男子の場合精子が少ない」等を持って生まれてくることが起こりはじめています。

 

このような疾病症状が複合して現れてくることは、以前よりも悪化していることにほかなりません。
このままでは未来はどうなるのでしょう……?


悪い現象や間違っていることを、そのままにしておくと未来に大きな打撃を与えることにもなりかねません。

健康問題を例にとって述べましたが、

 教育…

 しつけ…

 凶悪犯罪…

 環境問題…

等々、今起こっている問題が、未来にはどんどんエスカレートすることも十分考えられます。

 

しかし、決して憂えるのではなく、前向きに考えることが最善策だとわたしは考えます。

「過去が今をつくり、今が未来をつくる」
過去からの教訓を生かし、未来に備えることの必要性を強く感じます。

 

だからこそ、これからは“本物”を選ばなければならない時代だと思います。

本物とは未来を守る、「知識」と「知恵」を使い物事を判断することです。

今だけが良いのではなく、未来にとっても良い結果を出す選択です。

それは、本質を突いた医療、教育、環境対策です。

 

私達は、未来をよくするために何を選ぶか、
大事な使命がこの時代を生きる人間にあると思います。

 

分度器の法則があるならば…

今は小さい一度でも、未来は大きな一度になるということ。

このことを肝に銘じたいものです。

未来の世のために……。

 

■ジョセフ・ジューベールの言葉…
「相談するときは過去を。享楽するときには現在を、何かするときには未来を思うがよい」

 

 

本日のテーマ

【お世辞を軽々しく言わない】

 

 

一般的に、お世辞とは、相手の機嫌をとることや喜ばすための言葉です。
しかし、目的が見返りを求めることのために言うのであれば、

 ゴマスリ…

 オベンチャラ…

になってしまいます。

 

・お世辞とは、
相手を敬って、その人への世辞をいう語。

・ゴマスリとは、
自分の利益になることをはかって、人に取り入りへつらうこと。また、そういう人。

・オベンチャラとは、
相手を喜ばせるための口先ばかりのお世辞。また、それを言う人。
(大辞泉より)

 

このようなことを言っていると、人から軽々しい人物と見られてしまいます。
“言葉は生きている”と言いうように、本音でないことは、相手にそれとなく気づかれてしまうものです。

 

孔子は言っています。
「子日く、巧言令色、鮮なし仁(しのたまわく、こうげんれいしょく、すくなしじん)

(孔子が言われた。口がうまくて、にこにこ笑ってお世辞がうまい人は、いい人のように見えるが、それは表面だけで、実際は仁徳がほとんどない人が多いものである)

 

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人を見る目を養うための教訓ですね。

相手からのお世辞を鵜呑みして、いい気になってしまうことは相手を見る目がないことになります。
人への見る目を養うために気をつけたいものです。
やはり人の言葉は、思いを込めてこそ言葉になるようです。
相手の良いところを認め、褒めることは進んで心がけたいものです。

 

■ドライデンの言葉…
「人間は考えることが少なければ少ないほどよけいにしゃべる」

 

参考文献:「声に出して活かしたい論語70」 三戸岡道夫著 栄光出版社

 

 

本日のテーマ

【人の為に生きる】

 

 

人とは、不思議な生き物だと思うことがあります。

それは、自分のためだとできないのですが、人のためならできてしまうことがあったりするからです。

 

それが、

 愛する人のため…

 家族のため…

 親のため…

 

この時代の象徴なのか、

自己中心的、そして利己主義的な考え方から起こる多くの問題事や事件が頻発し、自分さえよければ、今さえよければという考えをもっている人が目立つようになりました。

 

もし、自分のことしか考えない人だけの社会になったとしたら、いったいどんな社会になるのでしょう?

自分の我を通すため、競争し争いが絶えなくなるでしょう。
弱者を排し、強者しか生きられない世の中になり、力の持っている者だけが良い思いをする社会です。
でも、次にまた強者が現れ、また争いが起き、それが延々と続くのです。

そして、やがて強の立場の者も、いつか年老いて弱者になり生きられなくなるでしょう。

 

考えただけでも恐ろしい社会です。

世の中は、“誰かが人の為になることをしている”から、守られ、弱者の方も生きられる世の中が成り立っています。
人同士の思いやりがあれば、誰でもが心安らぐ優しい社会をつくれるでしょう。

 

昔、自分の命をかけて、愛する人を守ろうとした人たちがいました。

今の時代だからこそ、そのことを知る必要があると思います。

 

 愛する人が喜んでくれるため…
 愛する人が安心して生きられるため…
 愛する人が幸せになるため…

 

わたしは、講演で人の為、国の為に死んで行った若者達の話をすることがあります。
それは、感謝の思いからです。

ココで戦時中の日本の国難時に、愛する人達の為に死んでいった若者の手紙をご紹介しましょう。

 

24歳の特攻隊員の妻に宛てた手紙『雲ながるる果てに』白鷗遺族遺族会編より

 

「はっきりいう。俺はお前を愛している。しかし、俺の心の中には今ではお前よりもたいせつなものを蔵するようになった。それは、お前のように優しい乙女の住む国のことである。俺は、昨日、静かな黄昏の田畑の中で、まだ顔もよく見えない遠くから、俺たちに頭を下げてくれた子供達のいじらしさに強く胸を打たれたのである。ほんとうにあのような可愛い子供達のためなら、生命も決して惜しくはない。自我の強い俺のような男には、信仰というものが持てない。このような感動を行為の源泉として持ち続けていかねば生きていけないことも、お前は解ってくれるだろう。俺の心にあるこの宝をもっておれは死にたい。俺は確信する。俺達にとって、死は疑いもなく確実な身近の事実であると」

 

この文の後に、この詩が添えられていました。

 

 俺の言葉に泣いた奴が一人
 俺を憎んでいる奴が一人
 ほんとうに俺を忘れないでいてくれる奴が一人
 俺が死んだら白いくちなしの花を飾ってくれる奴が一人

 みんな併せてたった一人…

 

 

この遺書を読み、こんな想いに駆られました。

 先人の方々がしてくれたことを、

 知らなければ申し訳ない
 忘れては申し訳ない

 今のわたしに何ができるだろう
 人の役に立つ人間に

 人から必要とされる人間にならなければならない

 

 

■倉田百三(劇作家、評論家)の言葉…
「他人の運命を自分の問題とするときにのみ真の愛はあると思います」


参考文献:「いまだから知っておきたい戦争の本70」 北影雄幸著 光人社