本日のテーマ
【習慣が人格を変える】
「習慣が変われば人格が変わる」
と言いますね。
習慣にしたいことを繰り返し行うと、それがいつの日か身に着くようになります。
自分の性格や行動を変えるためには、くり返し良い行いをすることにより習慣化されていきます。
最初は大変でも慣れてくると意識しなくてもできるようになるものです。
わたしは、この習慣の力を大切にして自分づくりをしたいと思ってきました。
習慣の大切さは、その昔、子どもたちに修身の授業で教えていました。
――よい習慣をもつ――
「よい習慣を作るにはつねに自分をふりかえってみて、少しでもよい行いをしよう、悪い行いを決してすまいと、一心に努めることが大切です。細井平洲(ほそいへいしゅう)と仲のよかった学者に、滝 鶴台(たき かくだい)という人がありました。鶴台の妻は、たけ子といって、よく夫につかえて、家をおさめました。ある日のことでした。たけ子が鶴台に呼ばれてその部屋へ行ったとき、たもとから、赤いまりがころがり落ちました。鶴台があやしんで、「それは何ですか」とたずねました。たけ子は顔を赤くして、『私は、あやまちをして後悔することが多うございます。どうにかしてあやまちを少なくしたいと思い、赤いまりと白いまりを作ってたもとへ入れておき、悪い心が起きたときには、赤まりに糸を巻きそえ、よい心がおきたときには、白いまりに糸を巻きそえています。始めのうちは、赤いほうばかり大きくなりましたが、今では、両方がやっと同じくらいの大きさになりました。けれども、まだ、白いまりが赤いまりより大きくならないのを、恥ずかしく思います』といって、別に白いまりを取り出して見せました。自分をふりかえってみて、よい行いをするように努めることは、始めは苦しくても、習慣となれば、それほどに感じなくなるものです。習イ、性トナル。」
(「第四期 尋常小学修身書 巻四」)
“自分がどうなりたいか”の問題意識があれば、毎日の小さな努力で自分を成長させることができるのですね。
よい習慣は、人格を変え、人生も変えることでしょう。
参考文献:「修身の教科書」小池松次著 サンマーク出版