本日のテーマ
【昭和30年代生まれの使命】
わたしの生まれは、昭和34年ですが、ふとこんなことを思ったことがあります。
「この30年代生まれの人たちは、何か使命のようなものがある…」
そんな思いになったのは、あるイベントに参加したときです。
そのイベントで、「戦前、戦中、戦後」の映像を見ながらディスカッションをしました。
話の中で特に感じたことは、私たち昭和30年代に生れ育った世代の責任というものでした。
それは、戦後の貧しい世相が残る時代から、豊かになって行く時代の過程を生きてきた目撃者だからです。
日本が戦後の荒れ果てた状態から少しずつ復興して行きました。
当時、食糧、着る物、住居というほとんどの物資がありませんでした。
また家族を亡くした人々、そして親を亡くした子どもたちが溢れていました。
まさしく悲しみと苦しみのどん底の状態でした。
30年代生まれの人々は、この貧しさから抜け出し、ようやく生活ができるようになった時期に生まれ、その後、東京オリンピックをきっかけに日本は急成長を遂げて行きます。
今の豊かな時代を見ると、過去の貧しさなどみじんも感じられませんが、この歴史は紛れもない事実です。
戦後は貧しさに混乱し、食べることが精一杯で、国民は貧しさから抜け出し普通に生活できることを強く望み、それを目指していました。
★30年代には、洗濯機、掃除機、炊飯器、テレビの普及と共に生活の様相が変わって行きます。
★40年代になるとマイカーとレジャー、そしてマイホーム。
★50年代には、「お金をいかに増やすか」の投資ブーム。そして健康食品などのブーム。
★60年代は、現金がなくても買い物ができるカードの時代。
★平成には、コンビニや携帯電話の時代となり、いつでもどこでも買い物ができ、誰とでも連絡を取り合うことができるようになってきたのです。
どん底から這い上がり急成長を遂げてきた日本。
この過程には、我々の先輩である、今の高齢者の方々の並々ならぬ努力があったからなのです。
私たち昭和30年代生まれの人が、高齢を迎えた時、まだ貧しかった時代の日本の証言者として次の世代に伝える時代がやってくるでしょう。
そう考えると義務を感じると同時に、歴史をしっかり認識する必要性を感じるのです。
「生きてきた時代をいつかは後世に伝える時が来る。もしかしたら昭和30年代生まれの人たちに使命があるのでは……」
■ラブレー(16世紀フランスの物語作家、医師)の言葉…
「私は時がすべてのものを熟成させるという考え方を持っている。時の力によってすべてのものは明らかになる。時は真理の父である」