みちのくプロレス『31周年記念 ~嘉辰令月~』2024.3.16 矢巾町民総合体育館 | モッチーのプロレス馬鹿日和

モッチーのプロレス馬鹿日和

東北のプロレス熱を、全国へ発信!

みちのくプロレス、2024年最初の聖地巡礼。
3月16日、31周年のリアル旗揚げ記念日!
矢巾町民総合体育館大会の模様をお届けします!

第1試合 15分1本勝負

大瀬良泰貴

vs

郡司歩

まずはオープニングマッチ、キャリアは違えど生え抜き同士の対決です!関西を拠点に着実に成長している大瀬良選手と、ふてぶてしくラフを織り交ぜる郡司選手。
突貫ファイトでガンガン追い込む大瀬良選手でしたが、郡司選手の急所攻撃でスピードダウン。このまま郡司選手がペースを握ったまま…と、その隙に電光石火の丸め込みで3カウント奪取!

○大瀬良泰貴

(7分56秒 十字固め)

●郡司歩






第2試合 20分1本勝負

ザ・グレート・サスケ

GAINA

のはしたろう

vs

バラモンシュウ

バラモンケイ

ガイア・ホックス

台湾出身のガイア・ホックス選手が特別参戦!バラモン兄弟との異色トリオなんですが、難なく溶け込んでいる!
むしろ、積極的にバラモン殺法をやろうとしている!!(なお、標識攻撃は誤爆)
それでも相手チームの誤爆を誘い、パウダーアシストからのスピンキック!!
そしてそのまま、のはし選手が砕け散る…!!

○バラモンシュウ

(7分5秒 ランニングキック→エビ固め)

●のはしたろう






第3試合 30分1本勝負

新崎人生

vs

OSO11

続いてはヘビー級対決。リビングレジェンド、新崎選手に、ヘビーの新鋭(?)OSO11選手が挑む!
57歳、まだまだ衰えを知らないその姿!そして拝み渡り!
滝沢の山中で力を蓄えているOSO選手がパワーで打ち勝ちます!
しかし、膝攻めでスピードを奪い、喉輪落としを豪快に決めると、
極楽固めで、ギブアップを取りました!

○新崎人生

(9分56秒 極楽固め)

●OSO11






初来日初参戦!メキシコよりレランパゴ選手!

第4試合 30分1本勝負

ヤッペーマン1号

ヤッペーマン2号

レランパゴ

vs

日向寺塁

Ken45°

卍丸

注目の初戦で、そのテクニックを如何なく発揮!横ひねりのクロスボディ!
さらにジャベで追い込んでいきます!やっぱりルチャドールは良いですね〜!
両チーム、連携も良くそれぞれの役割を果たしていました!これぞレスラーの本能。
そしてこの攻防戦を制したのはKen45°選手!

○Ken45°

(8分53秒 タイガードライバー→エビ固め)

●ヤッペーマン2号

メキシコのリングでフリーで活躍するレランパゴ選手、是非また来てほしいです!





みちのくプロレス生え抜きで1番キャリアの若い山谷選手が、デビュー1年10ヶ月で迎えた大チャンス。ラッセ選手との青森タッグで、王座初挑戦!

第5試合 時間無制限1本勝負

東北タッグ選手権試合

〈第34代王者組〉

義経

景虎

※3度目の防衛戦

vs

〈挑戦者組〉

ラッセ

山谷林檎🍎

まさにジャイアントキリングなるか。激励の花束もたくさん受けていた山谷選手!
しかし相手は百戦錬磨の実力タッグ!どんどん攻めていかなければいけません。
最近は体重も絞ったラッセ選手!その華麗な空中殺法が炸裂します。
しかし、王者組の壁は果てしなく分厚い…!檄を飛ばされながら、何とか食らいついていきます!
得意の619も繰り出します…が、
どこまでも冷徹な義経選手と、余裕の景虎選手!
厳しい攻めが、山谷選手に襲いかかる!
義経選手が、一気に決めにかかります!
スワンダイブ式で決めるファイヤーバードスプラッシュ!ラッセ選手のカットが間に合いますが…、
すぐさま、トペ・コンヒーロで分断!
担ぎ上げて、一騎当千!これはギリギリのところでキックアウト!
いよいよ万事休す…かと思われたその瞬間!!ラ・マヒストラルが決まり、渾身のエビ固めで大逆転勝利!!!

○山谷林檎🍎

(11分56秒 ラ・マヒストラル)

●景虎

※第34代王者組が3度目の防衛に失敗、挑戦者組が第35代王者組となる

まさに青天の霹靂。青森マスクマンタッグが東北タッグ新王者組!!
そしてデビュー1年10ヶ月での王座初戴冠!!
よく、最後まで諦めずに結果を出してくれました!チャンピオンになったからにはここからです!これからのみちのくプロレスを盛り上げていってほしい!!





みちのくプロレスの会場で初めて流れる“DOLOR”。
矢巾のリングに、久々にDOUKI選手が登場!
そして、決意の旅立ち、餞のリングへ、
気合の入ったら表情で、向かいます。
遂に実現する、両者が願ったシングルマッチ!
両者リングイン、向かい合う二人!!
みちのくのリングに、今回はメインイベント限定ではありますが紙テープ解禁。コロナ禍前の光景が戻ってきました。
両者のコールにそれぞれのイメージカラー、大量の紙テープが舞います!

第6試合 時間無制限1本勝負

MUSASHI

みちのくプロレス卒業マッチ

第一弾

MUSASHI

vs

DOUKI

(新日本プロレス)

2010年にみちのくプロレス生え抜きとしてデビューした佐々木大地選手。厳しい下積み時代とメキシコ武者修行を経て、2019年にMUSASHI選手として凱旋。一気に団体のトップまで君臨し、その後もエースとして団体を牽引してきました。

新たなステージに向けて2月いっぱいでみちのくプロレスを退団し、現在はフリーとして全日本プロレスに参戦しているMUSASHI選手。その餞として、みちのくプロレス卒業マッチが行われることとなった、今回の東北2連戦。
その第一弾の対戦相手となったのが…MUSASHI選手がメキシコ武者修行時代に出会い、現在新日本プロレスで活躍するDOUKI選手。単身メキシコに乗り込み、自らの力ひとつでのし上がってきた彼と共にしのぎを削り、帰国後も闘う舞台は変われど、意識してきた両者。
そんな二人が、昨年秋の新日本プロレス、スーパージュニアタッグリーグで、遂に日本のリングで対峙。続く先月のファンタスティカマニアでの再遭遇から、一気にシングルマッチへの機運が高まってきました。

そしてこの運命的なタイミングで決まった初の一騎打ち。思い入れの深い矢巾町民総合体育館。そのメインイベント!

互いを確かめ合うような序盤から一気に場外戦へ!ロープの反動を使ってのDDT!!
さらに、追撃のDDT!手加減は一切ありません!
DOUKI選手が追い込みながらも檄を飛ばします!
そしてMUSASHI選手にもますます火がついた!
目まぐるしい攻防の中、エクスプロイダー!
対するDOUKI選手も、土遁の術!
エプロン際から場外へ、ケブラーダをかわしたMUSASHI選手がノータッチ・トペ・コンヒーロ!
さらに昔からの得意技、ジャーマンを決めます!
エストレージャ・フトゥーロは捕獲し、イタリアンストレッチNo.32!
さらにデイブレイクを決めていく!これは返したMUSASHI選手。
お互いが納得行くまでやり合おう、と誓ったこの二人の闘い!
それぞれの想いと意地をぶつけ合うような展開となりました!
果てしなく続くエルボー合戦、
そして渾身のトルトゥーラで捕獲!!
さらにはパッケージ式のジャーマン!これも返します!
土遁の術の体勢から、変形のフェイスバスターへ!
側頭部、後頭部へと連発で決めたスーパーキック!
そして決まったエストレージャ・フトゥーロ!!
それも返されると、やはりこれしかない!メキシコ時代にDOUKI選手と共に開発した必殺技“二天一流”…!!
しかし、これを間一髪かわしたDOUKI選手が、再びイタリアンストレッチNo.32で捕獲!!しかもリング中央に引きずり込んだ!
これを持ち上げて回避したMUSASHI選手でしたが…そこで決めた土遁の術・改!!!
さらに追撃の手を緩めないDOUKI選手!!
そして遂に決まった!!
スープレックス・デ・ラ・ルナ!!!

○DOUKI

(26分49秒 スープレックス・デ・ラ・ルナ)

●MUSASHI

念願の一騎打ち、制したのはDOUKI選手でした!!しばらく起き上がれなかった両者。やがてDOUKI選手がマイクを手に取ります。
「MUSASHI…いや、佐々木さん。あんたとはいい試合できると思ったけど、ここまでとはな。今時代はもう俺達なんだよ。勝ち逃げするつもりは無いよ。佐々木さんは世界ジュニア獲って、俺はIWGPジュニア獲って、また再戦しようぜ。」
「DOUKI、メキシコで初めて合って、何の実績もない俺とタッグを組んでくれて実績積めたのはDOUKIのおかげだよ。本当に感謝してる。ありがとう。
ずっとシングルやりたいと思ってて、最後闘えて俺は嬉しいよ。負けたけどスッキリしている。ただ、負けたまま終わるのは嫌だからさ、またリベンジさせてください。今日はありがとうございました。」
「今日が矢巾での最後の試合、明日がみちのくプロレスでのラストマッチになります。ただこれで終わりじゃないから。プロレスラーMUSASHIの闘いはまだまだ続きますから。俺がこの先どこのリングで試合しようが、プロレスラーとしての土台を作ってくれたのは、みちのくプロレス、そして皆さんです。
これで最後じゃないんで、湿っぽくなるのはやめましょう!!俺は15年間ここまで育ててくれた、みちのくプロレスと皆さんのことが大好きです!!沢山声援していただいてありがとうございました!!俺から目を離すなよ!」
互いに座礼、そして握手。メキシコで出会った二人の若者が、巡りに巡って闘った今日。そして高らかに誓い合った“俺達の時代”。
MUSASHI選手は全日本のリング、DOUKI選手は新日本のリング。それぞれ頂点を掴み、またいつかこの闘いが観たいです。生き様と、互いのベストを出し尽くした、本当に素晴らしい闘いでした!
この闘いが終わったあとに、どんな感情が待ち受けているのか…と思いましたが、清々しく、MUSASHI選手が言ったようにスッキリしたものでした。寂しい雰囲気を吹き飛ばしてくれたのも、二人の素晴らしい闘いとMUSASHI選手らしさがあったからです。これで終わりじゃない、それぞれのステージに続いて行きますから、様々なリングで活躍する両者をこれからも観ていきたいと思います。

デビュー当時から、本当に多くの闘いと思い出を残してくれたMUSASHI選手。もう、既に次なるステージでも活躍されています。全日本3.30大田区では世界ジュニアへの挑戦も決定しております!改めて、これからも応援させてください。まずは一区切り、15年間ありがとうございました!!

みちのくプロレス、春の東北2連戦、
旗揚げ記念日・矢巾大会の模様をお届けしました!
それでは、また!!