スターガハハワーママまでの道のり 転職編スター

いけのカエルです。

 

今回は転職活動を始めると最初にズブズブはまりがちな

「自己分析の沼」について書きます。

 

まず、転職活動全体の流れは以下の通りでした。

この中で、「自身の棚卸・仕事選びの軸分析」についてです。

  1. 転職関連サービスの利用スタート(←前回記事はこちら)

  2. 自身の棚卸・仕事選びの軸分析

  3. 情報収集

  4. 応募書類の準備

  5. 求人応募

  6. 面接準備

  7. 面接・選考に参加

  8. 内定獲得

  9. 現職の退職準備

  10. 新しい職場の準備

 

就活や転職活動について調べると必ず出てくるのが「自己分析」。

私自身の転職活動でも、周りで転職活動をやっている人を見ても、

 

「自己分析をまずしっかりしてから企業に応募します!」

「とりあえず今は忙しいので自己分析に励みます!」

 

となりがち。

これ、なぜだかわかりますか?

 

答えは「自分一人で完結できて楽だから」です。

 

「自己分析」って、自分だけを相手にして、答えのない

問題に延々と取り組むようなもの。

 

・自分の価値観

・過去の体験、思い出

・得意・苦手なこと …

 

答え合わせの必要もないし、自分一人で永遠にやり続けられるから、

傷つくこともなければ、気づくことも限定的。

 

それに自分を分析するって、壮大なテーマ過ぎて、人生の終わりになっても

答えが出ているのかどうか分からないものですよね。

 

でも、転職は必ず相手(=企業)があるもの。

だからこそ、転職活動においては「自己分析」の沼から一度抜け出して、

「自身の棚卸・仕事選びの軸分析」に専念することがオススメです。

 

そして、ある程度分析ができたと思ったら、思い切ってその結果を

もとに企業のドアを叩いてみましょう(=応募に踏みきってみる。)

 

実際に特定の相手(=企業)がいる状況で、志望動機や自己PRを

考えてみたり、面接を受けたり、フィードバックをもらったり…という経験

の中で「あ、自分では○○が弱みだと思っていたけど、第三者からは

実は強みに見えることもあるんだ。」など、

気づきの量や質が一段と増えるはずです。

 

もちろん自己分析がムダ!というわけではなくて、

「自分はAという条件とBという条件、どちらが価値観として大切にしたいか」

などの判断をする際に補助的に使うことはとっても有効ですよ!

 

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自身の棚卸とは?

「自身の棚卸」とは、自分のキャリアを振り返り、

強みや弱みを整理することです。

これを行うことで、自分がどのようなスキルや経験を持っているのか、

どんな仕事に向いているのかが明確になります。

自身の棚卸のステップ
  1. 職務経歴の洗い出し

    • まずは、これまでの職務経歴を時系列で書き出しましょう。どの会社でどんな役割を果たしてきたのか、具体的な仕事内容や成果を整理します。
    • 例えば、「〇〇株式会社で営業職として3年間勤務。新規顧客開拓で年間売上目標を120%達成」など、具体的な数字や成果を書き出すとより客観性が増して効果的です。
  2. スキルの棚卸

    • 次に、自分が持っているスキルをリストアップします。技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力やリーダーシップ、マルチタスク能力、スケジュール管理力などのソフトスキルも含めましょう
    • 自己評価で難しい場合は、同僚や上司、友人や家族に意見を聞いてみるのも良い方法です。
  3. 強みと弱みの分析

    • 自分の強みと弱みを客観的に分析します。強みは転職活動でのアピールポイントになりますし、弱みは改善すべき課題として認識しておきましょう。
    • 例えば、「問題解決能力が高い一方で、時間管理が苦手」といった具合に整理します。
    • 「私には強みないし…」と落ち込むのはちょっと待って!!! 多くの場合、得意なことは特に意識もせずできてしまったり、「こんなこと他の人もできてるでしょ。」と過小評価していることの中に隠れているものです。「強み」と考えると肩に力が入ってしまうなら、「誰に強制されるわけでもなく、数年間続けられていること」「何でかわからないけれど人からよく頼まれたり相談されること」を思い出してみてください。きっと思いがけない発見がありますよ。

 

仕事選びの軸分析とは?

自身の棚卸が終わったら、次は「仕事選びの軸」を分析していきます。

これを明確にすることで、自分に合った仕事や企業を見つけやすくなります。

仕事選びの軸のステップ
  1. 自身の嗜好性を考える

    • どんな仕事が好きで、どんな環境で働きたいのかを考えます。漠然と「何が好きか、何をやりたいか」と考え出しても、普段から意識的に考えていないと「好き、やりたい!」ことって案外出てこないもの。そんな時は過去の経験から、楽しかった仕事ややりがいを感じたプロジェクト、あるいは他の人は苦労していたのに、自分は結構楽にやれていたこと、などを書き出してみることがオススメです。
    • 例えば、「チームで協力して目標を達成する仕事が好き」や「クリエイティブな作業にやりがいを感じる」など、自分の嗜好性を明確にします。
  2. 転職市場の動向を把握する

    • 自分の興味やスキルにマッチする業界や職種が、現在の転職市場でどのような状況かを調べます。需要が高い分野や成長している業界をチェックすることで、転職先の選択肢が広がります。
    • 転職市場の動向の捉え方については、次回の3.情報収集で詳しく書きます。
  3. 中長期的な将来を見据える

    • 今回の転職が将来のキャリアにどう影響するかを考えます。短期的なメリットだけでなく、中長期的に見て自分のキャリアにプラスになるかを見極めることが重要です。
    • 例えば、「数年以内に出産・子育てもしたい」や「将来的に独立を考えている」など、自分のキャリアプランに合った仕事かどうかを判断基準にしていきましょう。
軸分析の具体的な方法
  1. 優先順位をつける

    • 自分にとって重要な要素に優先順位をつけます。例えば、給与、勤務地、仕事内容、企業文化、働き方など、何を重視するかを明確にします。
    • それぞれに優先順位をつけることで、転職先を選ぶ際の基準がはっきりします。
  2. 情報収集をする

    • 興味のある企業や業界について、情報収集を行います。企業のウェブサイトや口コミサイト、業界のニュースなどをチェックしましょう。
    • ただし、ここでも「情報収集の沼」にはまらないことが重要!ネットなどでオープンになっている情報は誰でもアクセスできる手軽さがある反面、「本当に自分の仕事選びの軸にマッチするのか」という個別的なところに答えてくれる情報はかなり少ないはず。ネット検索だけで知ったつもりになって、喜んだり、不安になったりするのは危険です。
    • 気になる企業を見つけたら、転職エージェントの担当者に情報収集をお願いしても良いと思いますが、できればその企業のある場所を実際に見に行ってみる、製品を手に取ってみたり、サービスを使ってみる、など生の情報に触れてみることが大事です。「そこまで手が回らない…」なら、一番効率よくその企業の一次情報を得られるのが、実は「面接」です。もしその企業から内定が出たとしても、入社する・しないはその時に考えればよいもの。まずは選考に参加して情報収集をするのが一番のオススメです。

今回も長文、お付き合いありがとうございました!

次回は

3.情報収集

 

について書いていきます。