長野県道210号、駒ヶ根市大曽倉地区へ向かう地点にかかる橋。


新宮川と大曽倉川の合流地点にかかる「落合橋」。

 

こちらは現道。
橋の手前に右方向への分岐がありますが、そちらが旧道です。





一応現道は地図上では右側の橋。
しかし旧道もまだ県道指定されていることがわかります。





旧道に入るとこんな感じ。
うーん、これは完全に廃道というわけではなさそう。ストリートビューではもう少し廃れてる感じがしたのに…
地元の方の散歩コースくらいにはなっているのかなぁといった印象です。



そして旧橋。



「しんぐうがわ」ではなく「志んぐうがわ」というのが良き



「ピー・エス・コンクリート株式会社」とは、
日本で初めてプレストレスト・コンクリートの建設を専門に扱っていた会社だそうです。
今も社名変更等を経て同じく「ピー・エス・コンクリート株式会社」としてプレストレスト・コンクリート製品の製造販売をおこなっているようです。


プレストレストコンクリートとはPC(PS) とも略され、あらかじめ圧力をかけておいてひび割れを生じにくくさせたもの、多少のひび割れが生じてもそれを制御できる、といったコンクリートだそうです。


雑な説明ですが、
強度としては
普通のコンクリート<鉄筋コンクリート<プレストレストコンクリート
といったところだそうです。



1962年3月竣工。


隠れてしまっていますが、「橋」も旧字体の「𣘺」の字でした。



こちら側は土が盛られていて、車道からの進入は不可。
こちら側は少し「廃道」っぽいのかな。



ガードレールの右側の少し段が下がっているところが元々の路面で、


現在の橋を挟んでこのように現道へ繋がっていたと思われます。





このまま真っ直ぐ進むと、大曽倉地区、そして長野県道210号車両通行不能区間及び林道新山線へと続きます。