前回はこちら
峠の頂上をもう少し詳しく見ておきましょうか。
開通記念碑の裏にはこんな表記が。
林道新山線の説明があります。
総延長3279m
1987年着工、総工費約3億円かけて作られたそうです。
この碑は平成2年(1990年)ですが、碑には1987年から4年かけて作られたと書いてある。ということは実際の供用開始は1991年?
この林道ができる前は、先程通ってきた県道を使っていたのでしょう。
もしくは国道152号や153号まで一旦出るというルートが取られていたのかもしれません。
狭い林道と言えど車が通れるようになったことで人や物の移動が格段に楽になったと思われます。
「両地区民の永年の夢」というのも頷けます。
杭が2箇所ありました。
こちらの杭は、上の4文字は分からず、下の「伊那市」だけ読み取れます。
こちらはもはや文字もわからない状態だったり…
石仏の裏には何もありませんが、横には六字名号が。
こう見るとわかりやすい(?)
「普通の人」から見たら転落事故だけど、ここから先が県道。
県道を向いて石仏が立っている。
位置関係的にはこんな感じです。
本当に景色が綺麗!
絶好の探索日和で良かったです。
それでは峠に別れを告げ下山していきます。
樹海でもお馴染みのソヨゴがありました。
沢を流れる水のキラキラした感じをもっと上手く撮れるようになりたい…泣
これ、樹海でも見かけたんですが、木が緑色っぽく変色して落ちてるやつ。
最初は樹海で見たので、特有のやつなのかなと思っていたらここでも遭遇。
とりあえずネットで調べてもよくわからず、
さらにTwitterで投げかけてもよくわからず、、
なんなんでしょう…謎です…
もしご存知の方がいらっしゃれば教えていただければ嬉しいです。
水が流れる音もとても心地良い
行きは気づきませんでしたが、あと少しで役行者像というところでこんな分岐が。
おそらく溜池のほうに出る道かと思われます。
県道からは外れましたが、少し溜池にも寄りました。
空を遮るものもなく、意外と景色が良い。笑
8時頃スタートで麓に戻ってきたのが10時半過ぎくらい(?)
予想よりはるかに早く行って帰って来れました。
今度はあの広場か峠の頂上あたりでゆっくりというのもアリですね!
率直に言って楽しかったです!
「廃道」ではないけれど、「車両通行不能」の「県道」。
普通の人から見ればただの「山道」。
でもそこはちゃんと国土地理院の地図では「県道」。
本当はそこに車が通れる道を通したかったのかもしれない、でもそれが出来なかった。そういった哀しさ、さらに別の迂回路があるのにそこは敢えて県道にせず車両通行不能区間をそのまま県道にしておくという状態もまた魅力かなと。
そして、やはり初見でのレポになってしまったため、歩き抜くことに重点が置かれてしまい写真の撮り損ねが多々ありました…反省…
必ず再訪してまた違う景色を見られるのも楽しみにしています。
腕組みしてそれっぽく撮ってみたw
あらためて、ご同行いただいたバッシーさん、本当にありがとうございました!
終わり!
(旧版地図等資料が手に入ればまた机上探索として記事は上げます。)