ご無沙汰しております。
夏のはじめにむぎちゃんとクッチがプチステイしてくれてから、
私事で9月いっぱいはAnngel's Taleのお手伝いをお休みしています。
その間に、ひどく寂しいことがありました。
28年も一緒にいてくれたオカメインコのコインとの別れです。
そのときは誰にも伝えなくていいと思いました。
でも日が経ってくるにつれてコインが居たことを
ずっと長く、28年間も一緒に暮らしてくれた事を何かに残したいと思うようになりました。
去年の元気なコイン↓
コインは友人達と28年前の5月の連休にテニスをしていたときに
一緒に来ていた友人の愛犬のラブラドールの背中に止まりました。
追ってもおっても又すぐ止まります。
仕方がないので連れて帰って、飼い主をさがしましたが届け出は無く
まだ大人の羽毛に換毛する前の、おそらくその年の春生まれの幼鳥でした。
まだ小さかった長男の『ボクが世話するから飼って~』の虚言にも惑わされ
初めて迎えた我が家の動物でした。
たいへんヒトにもなれていて2年くらいたつと『おはよう』くらいはしゃべってくれました。
鳥籠の扉を開放してフリーな状態にしていました。
タローが我が家にやってくるまでは
それまでの仔たちはみんなコインの方が強くて、一度匂いを嗅いで、鼻の先を突かれてからは
知らんふりの平和な関係でしたが、タローは4歳で我が家にやってきた元気なやんちゃ小僧でした。
コインと対面するや、すぐにハンターと化して追いかけ回し大変なことになりそうでした。
以来鳥籠の扉はキッチリ閉めて、置き場所もタローが絶対上がれない場所にしました。
籠から出す頻度も下がりました。
触れ合う機会が減ると、だんだんとヒトの手を嫌がるようになりましたが、籠を自分の居場所と決めて
毎日良い声でさえずったり、帰宅するとギャーギャーと怪鳥のようななき方で出迎えて
『コイン、分かった分かった』と声をかけるまでさわいでました。
旅立つ前日のコインです↓ もう床で生活してました
1年くらい前から、くちばしで色々なものを噛む遊びをしなくなり、いつもすぐにボロボロにしてしまうワラの皿巣がいつまでも壊れなくなりました。
半年前には毛づくろいをしなくなって羽毛の生え変わりがうまくできなくなり、ヒトの手で羽毛の鞘を取ってあげるのですがなかなか上手くできませんでした。
いつもさえずっていたのにあまり歌わなくなりました。
親しい友人が私との電話が自宅からのときはすぐにわかる、なぜならBGMにいつもコインの声が聞こえるから、と言っていました。
だんだんと別れが近くなっているのは感じていました。
でもいつも別れは急にやってきます。
あと何か月かは、、、あと数日は、、、って思っちゃいますよね
これが最後の、、、なんて思えないですよね
わかっていたはずなのに、油断してしまいました。。
2023年9月16日の朝、コインは眠るように旅立ちました。
前日の夜、頭を撫でた私の指を思いっきり噛んで、小さな穴をあけるほど元気な素振りだったのに。。。
指を噛んでから納得したように目を閉じて気持ちよさそうに撫でられるてたのに。。。
次の朝、籠のすみっこに眠っているようにうずまって、
まだ体は温かいのに、掌の中で、目を開けてくれることはありませんでした。
寂しいな。。。
ありがとうね、コイン
ずっとずっと大好きだよ。