●綾辻行人『どんどん橋、落ちた <新装改訂版>』講談社 | 新・駅から駅までウォーキング

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綾辻行人
『どんどん橋、落ちた <新装改訂版>』
          講談社文庫 2017.2.15発行 



どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉 (講談社文庫)/講談社
¥価格不明
Amazon.co.jp





★本の内容(Amazon.co.jpより引用)


ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる
“問題”はひと筋縄ではいかないものばかり。
崩落して誰も渡れなくなった〈どんどん橋〉
の向こう側で、燃える〈ぼうぼう森〉の中で、
明るく平和だったはずのあの一家で……。
勃発する難事件の”犯人”は誰か?
超絶技巧がちりばめられた五つの超難問に
挑め!
ミステリシーンを騒然とさせた好評の作品集
が読みやすい改訂新装版に! 


★ここだけの話


前回載せた、綾辻行人『人間じゃない』の
ことを書くにあたり『どんどん橋、落ちた』
(講談社、1999年)の本を家じゅう探した
のですが、どこにも見当たりません。
中身については結構思い出せない部分もあり
ますので、講談社文庫で新装改訂となった
『どんどん橋、落ちた <新装改訂版>』を
購入しました。


久しぶりに読んでみて、犯人やトリックや
オチのようなところは忘れていなかった
ことがわかりました。
当時、フェアかアンフェアか騒がれていた
こともありました。
でも、「どんどん橋」も「ぼうぼう森」も
読者を思い切り欺いた作品でしたね。
気持ちよくだまされました。


綾辻行人の手にかかると、桜新町の国民的
アニメも超ブラックに様変わり。
最後、結局誰もいなくなってしまうのです。
あの幸せいっぱいだった家族が崩壊してしま
うなんて予測できませんよね。


綾辻行人のお遊びにつきあって楽しめた昔を
思い出しました。
「犯人あて」はそれなりに考えたものです。
解答はでませんでしたが。



この本を初めて読む人は幸せですよ。
思い切りハズしてください。