◆寄り道ギャラリー1分間のルノワール(4) | 新・駅から駅までウォーキング

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寄り道ギャラリー1分間(その152)


今日は、ピエール=オーギュスト・ルノワール


私の好きなミステリと海外旅行


ピエール=オーギュスト・ルノワール
『アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)』
1872年
(国立西洋美術館蔵)


★ちょっとひとこと


ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841~1919)

はフランスのリモージュ生れ。
フランス印象派を代表する画家の一人。


ルノワールの絵は、まぶしい光にあふれている。
明るい光、楽しそうな光、喜びに満ちた光、
どれもが素晴らしく輝いて見える。
自然の風景ばかりでなく、ルノワールの描く
肌の色の表現については、特に斬新だ。


ルノワールは仕立て職人の家に生れ、13歳から
17歳まで陶器工房の絵付け職人だった。
その後画家への道を志し、画塾に通い、ルーヴル
美術館で模写をしたりして勉強した。


印象派の同年代の仲間たちの中では1864年に
いち早くサロン入選を果たしていたが、その時の
絵は破棄してしまったと言われている。

翌1865年は「ウィリアム・シスレーの肖像」が
サロンに入選し、肖像画家として評価されるよう
になる。
肖像画で成功をおさめたが、作風では悩むところ
が多くいろいろな描き方を試みている。


この絵はこれまでに多くの展覧会に出品された
ルノワール初期の代表作である。

ルーヴル美術館所蔵のドラクロワの「アルジェの
女たち」(1834年)にヒントを得て描かれたもの。
当時のルノワールはロマン派の巨匠であるドラクロワ
の作品を模写して、色彩や表現方法について学んで
いる。
暖かい色彩で、衣装、絨毯、装飾品を描いている。


この時ルノワールは31歳で、これ以降一層明るい
色彩表現を用いるようになり、印象主義的な絵と
なっていった。


寄り道ギャラリー1分間(その152)
   ‥ピエール=オーギュスト・ルノワール(4)
2011.4.24 & 2011.7.23 & 2012.7.3