ヴァチカン市国(3)‥巨大な石畳のサン・ピエトロ広場
【世界遺産】ヴァチカン市国
1929年、ローマ法皇庁とイタリア政府の間で、法皇の
領土権を認める「ラテラノ条約」を結んで、この
ヴァチカン市国が誕生した。
17世紀にバロックの鬼才ベルニーニが設計した広場。
楕円形の形をしており、長い方の径は200mもある。
ちょうどサン・ピエトロ大聖堂が両腕を伸ばして、
集まる信者たちを抱き寄せるような形になっている。
周囲の回廊の上には、ベルニーニの弟子たちが制作
した140人の聖人像が立ち並ぶ。
広場の北側。
ここに20万人の信者が集まるのだ。
とてつもない広さと言える。
もともとここは戦車競争などが行なわれた競技場だった。
ここで聖ペテロ(ピエトロ)が処刑され葬られた。
現在そこがヴァチカン市国となっている。
こんな天気が良いのに見学者の数は少ないそうだ。
この日、一番多く出会ったのは、ドイツ人とアメリカ人。
もちろん日本人の旅行者も結構いる。
アジアの中国と韓国の旅行者は、まだまだ少ないようだ。
イタリア大周遊10日間
2012.5.17~5.26 阪急トラピックス