寄り道ギャラリー1分間(その104)
ヤン・ファン・ホイエン
『マース河口(ドルトレヒト)』1644年
(国立西洋美術館蔵)
★ちょっとひとこと
ヤン・ファン・ホイエン(1596~1656)はオランダ
のライデンの生まれ。
17世紀オランダ風景画の大家である。
彼は若い頃スワーネンブルフやエサイアス・ファン
・デ・フェルデに学んだ。
1620年代後半からは、彼の独特の色調であるモノ
クロームに近い描き方になってくる。
同系の微妙な色調で表現している。
雲の多い空と低い水平線には安定感を感じる。
右の方にドルトレヒトの街が見える。
どこか、なつかしさを覚える風景だ。
ヤン・ステーンは彼の娘婿である。
寄り道ギャラリー1分間(その104)
‥ヤン・ファン・ホイエン
2011.4.24 & 2011.7.23