不良じぃじの短歌集 -18ページ目
花束を 渡す娘の 晴れ姿
涙かすみつ 目に収めんとす
(はなたばを わたすむすめの はれすがた
なみだかすみつ めにおさめんとす)
披露宴の 最後の
花束贈呈
涙で 娘の 晴れ姿が
かすんでしまいつつも
しっかりと その姿を
目に 焼きつけておく
広がりし 雲を見下ろす 空の旅
思ひはいつか わたがしの夢
(ひろがりし くもをみおろす そらのたび
おもいはいつか わたがしのゆめ)
白むくに つつまれし吾娘 進みゆく
後姿は 涙にかすみて
(しろむくに つつまれしあこ すすみゆく
うしろすがたは なみだにかすみて)
結婚式の日
白無垢に つつまれた 娘が
自分の 横を 通り過ぎていく
その 後姿が
あふれてくる 涙に かすんで
はっきりと 見えない

